学園迷宮制覇編登場人物
学園迷宮制覇編 主要登場人物
○佐山貴大(20歳)
ひょんなことから学園講師の仕事を始めて、もう半年は過ぎてしまった主人公。何だかんだで面倒見がいいことから、生徒からは支持されているようだ、
今回は、あくまでアドバイザー。主役は生徒たちなのであんまり出番がない。
○フランソワ・ド・フェルディナン(16歳)
王立グランフェリア学園で最も優秀な生徒。だが、学園迷宮最下層で待ち受けていたコピー能力持ちの魔物「オルター・エゴ」に歯が立たず、日に日に焦燥していくことに。年度末までに学園迷宮を制覇すると宣言した手前、もう後には引けない。そこで彼女は、貴大の元を訪ねることに。
対「オルター・エゴ」戦の敗因は、「力量不足」だと考えている。あながち、間違いではない。
○エリック・フレサンジュ(23歳)
王立グランフェリア学園で、エリートクラスたる高等部1年S組の担任を務める若手教師。まだ教師としては未熟な部分が目立つが、それでも20代という歳でS組の担任を任されるだけあって、非常に優秀。エルゥとかが規格外なだけで、エリックは申し分ない力の持ち主なのである。
学生たちの対「オルター・エゴ」戦の敗因は、「経験不足」だと考えている。これも、間違いではない。
○エルゥ・ミル・ウルル(27歳)
ご存知、ちょっとどこかおかしい黒髪のエルフ。学園編で出てくる度に、生徒を実験台にしたりとやりたい放題。しかし、今回は珍しくきちんと教師をします。王国一と謳われる頭脳を持ってすれば、「オルター・エゴ」など雑魚同然。「できる人理論」で、学生たちもあれぐらいは倒しているだろうと、少し進んだ授業をしようと準備をしていたが……。
学生たちの対「オルター・エゴ」戦の敗因は、「自己分析の精度不足」だと考えている。これも、間違いではない。
○ベルベット・ライン・ランジュー(16歳)
努力の人、ランジュー家のお嬢様。今日も今日とてポニーテールを揺らし、街のどこかをランニングしている。このように鍛錬を欠かさぬ人物だけに、自分自身の写し身「オルター・エゴ」に敗北をしたことは大きなショックだった。それでも、めげずに頑張るのが彼女のいいところ。
フランソワ、ヴァレリーに次いでの実力者。元々、戦いに向いた性格ではないのだが、実習においては好成績を残し続けている。日々の努力は伊達ではない。
対「オルター・エゴ」戦の敗因は、「努力が足りないこと」だと考えている。こうして、彼女のトレーニングは増えていく。
○ヴァレリー・ダントリク(16歳)
騎士階級の家庭出身で、それでも実力でエリートクラスの次席の座についた才気溢れる少年。だけど上には上がいるもので、同い年のフランソワにどうやっても勝てないことから、最近は緩やかに堕落しつつあった。そんな彼を写し取った「オルター・エゴ」は、どのような姿を見せたのか。
対「オルター・エゴ」戦の敗因は、「勇気が足りないこと」だと考えている。何も恐れず、攻撃あるのみ! 若干の問題もあるけれど、間違いではない。
○アベルなんたら
自称・学園一の頭脳派。実際、筆記試験ならばトップクラス。ただ、戦闘では思い切りが少々足りないのが珠に傷。今回もまた、馴染みの教師に金を掴ませて、「オルター・エゴ」の情報は掴んでいた。
しかし、行動の読み合いばかりで両者ピクリとも動かず、疲れて気が緩んだところをバッサリとやられるの繰り返し。
対「オルター・エゴ」戦の敗因は……本当は分かっているけれど、思い切って実行に移せないのがやっぱりアベルの難点と言える。