謎の遺跡編登場人物
謎の遺跡編 主要登場人物
○佐山貴大(20歳)
エルゥに「@wiki」を読ませるために王立図書館へ赴いた際、セリエに涙ながらに懇願され、調査隊の護衛という名目で謎の遺跡へ出かけることに。開幕早々、巧妙に仕掛けられたワープトラップで飛ばされてしまい、更にはスリープトラップで眠らされてしまった。
各種対策スキルも備えたカンストレベルの者に生半可な状態異常は通用しないのだが、あっさり眠りに落ちてしまった。このことから、罠を仕掛けた者は相当の実力者ということが推測できる。
○アルティ・ブレイブ=スカーレット=カスティーリャ(16歳)
「憤怒の悪鬼」の事件で一気に上がったレベルにも慣れ、そろそろ「チーム」は卒業したいと考えていた冒険者。条件付きで「ペア」の仕事を許可されるが、それは遺跡調査隊の護衛という、「お守り」だった。
しかし、遺跡の機能が生きていたことから事態は一変。「お守り」は「護衛」へと変わり、セリエを守りつつ出口へと向かう。
実力を明かした貴大に対して、釈然としない気持ちを抱えてしまった。それは、恋心ではなく、力を活かさないことへの疑問だったり不満だったり。蔑んでいた相手の真実を知り、ただいま絶賛混乱中。
○エルゥ・ミル・ウルル(27歳)
街の近郊に新たな遺跡が出土したと聞き、一も二もなく飛び出して行こうとした研究者。周囲になだめすかされ、せめてお供を連れて行ってくださいと言われたので、適当に近くにいたセリエを指名した。
遺跡が、実は未知の魔物が出没する迷宮だったと分かるや否や、むしろ嬉々としてレベル上げや研究に没頭する。学園迷宮で鍛えに鍛えた高いレベルと、エルフ特有の強大な魔力で、初めて出会った魔物はじっくりと、調査済みの魔物はあっさりと葬られた。
○セリエ・ポルト(14歳)
王立図書館の魔女と言われるエルゥのお供(生贄)に選ばれた少女。興味の対象以外の全てをないがしろにするエルゥについていけば何をされるか分かったものではないと、恥も外聞もかなぐり捨てて、唯一エルゥを止められそうな貴大に「護衛」をお願いした。
魔物に襲われたり、小動物のようにおどおどしたり、おしょんしょんチビったりと、血反吐とゲロ吐いてるようなヒロインとは比べ物にならないほどヒロインしているが、あいにくサブキャラのまま。昇格予定はない。
台詞が少ないのは、生来の気弱さによるもの。慣れない相手だと二人きりでも会話は難しいのに、三人四人なんてとてもとても……友人同士のおしゃべりでも、三人以上いたら口を挟めなくなってしまうタイプ。
※補足
○「スクール・オーガ」
パッツンパッツンになるほどにピチピチのスク水を着たオーガ。
ドロップアイテムとして、身に纏っている「スク水」を落とす。
ドロップしたてはほかほかと生温かく、すっぱい匂いがする。
感想欄が「スク水」について賑わっていたので。