真実の欠片編登場人物
真実の欠片編 主要登場人物
○佐山貴大(21歳)
この物語の主人公にして、様々な事象、企みの鍵となる存在。彼が幸せになった時、〈アース〉に何かが起きる。が、本人にはその自覚はなし。
記憶喪失状態で第三部に突入。
○上島優介(21歳)
これまでに起きた事件の大部分の黒幕。優介は貴大を不幸にしようとして、何年も根回しをして、暗躍し続けた。
なぜ、友に対してそのようなことをするのかと問えば、自分は世界転移の日、超常的な存在と出会い、何らかの真実を得たからだと言う。そして、死ぬことができない体になったとも。
壁を越えろと優介は言う。試練を乗り越えてみせろと貴大に発破をかける。それこそが最善の方法なのだ、だからこそ、苦痛や難事は甘んじて受けねばならないと彼は語る。
そうすることで、全ては解決するのだと――。
ただし、優介は狂っている。蓮次と同じように常軌を逸している。全ては狂人の世迷言かもしれない。
○群れなす女たち
貴大の幸せを一心に願う女たち。老いも若きも、人種さえもバラバラだが、共通してイニシャルがM.Cである。
彼女らは、ただひたすらに貴大の幸せを願っている。貴大が幸せになるのなら、どんなことでもしてあげようと思っている。同時に、貴大が自力で幸せになれることも確信している。
神か、天使か、はたまた聖女や聖母の集団か。彼女たちの笑顔は、深い慈愛に満ちている。
○エルゥ・ミル・ウルル(28歳)
優介が用意したモンスターたちを大量虐殺! 数に応じた新アイテム、新素材をゲット! 奇妙な声を上げて笑う彼女のテンションは止まることを知らない。
もう、こいつが黒幕でよくないですかね?
次章から、フリーライフは最終幕に突入します。
とはいっても、しばらくはラブコメが続きますので、ご安心ください。
さてさて、第三部のプロローグは、記憶喪失になった貴大にヒロインたちの魔の手が迫ります。お楽しみに!