聖女奮闘編登場人物
聖女奮闘編 主要登場人物
○佐山貴大(21歳)
白桃色の聖女様に連れられて、やってきました僻地の巡察。「お休みをあげる口実だよ」と言われた時は、「メリッサさん、一生ついて行きます」という心境だったが、刺客や『草』のみなさまに襲われて、二日目にしてすっかりホームシックに。
彼とメリッサの、二泊三日の旅は、まだ折り返し地点にさしかかったばかり。本章の後も、「ククク、我ら教会執行部!」とか、「その命、神に返しなさい」とか、「叛徒は消毒だー!!」と迫る暗部の方々と(一方的な)死闘を繰り広げたとか。
○メリッサ・コルテーゼ(15歳)
強力なスキル開発を誇るグランフェリアは、それだけスパイ対策がしっかりしています。相手が教会といえども、むしろ、教会だからこそ、怪しげな動きをしていれば、すぐさまシャットアウト! おかげ様で、メリッサは暗殺者に怯えることなく、安心して日々を過ごせていました。
しかし、シスターの仕事の一環として、僻地の村々の巡察をしなくてはならなくなったのでさあ大変。なまじ安全な場所にいただけに、街の外に出るのが、少し怖くなってしまいました。そこで、主人公の登場ですよ。見てくれるだけでも、傍にいてくれるだけでも心強いので、「お休みをあげる」と嘘を吐いて、貴大を同行させましたとさ。
ちなみに、貴大を仲間だと思っているのは、本編中で貴大が推測した通り、『同じレベル』だから。勇者や聖女の他は誰もいない山の頂で、自分と同じ『普通の人』を見つければ、そう思いこむのも仕方ないといえば仕方ないこと。貴大もユミエルのことを、『同じ目をしている』というだけで仲間認定しちゃっているので、ある意味、似た者同士とは言える。
○『草』のみなさま
東大陸各地の村々に潜伏している工作員たち。本人たちは暗示をかけられているため、自分が教会の『草』だという自覚はない。しかし、一度合図を送られれば、たちまち残忍で冷酷な本性を現して、ターゲットに襲いかかる。
ある程度の訓練を積んで、レベルを上げたりスキルを習得させねば工作員としてはお話にならないので、上位の『草』の絶対数は少ない。
次回、サイドストーリーズ5!
お楽しみに。