おしおきメイドユミエル編登場人物
おしおきメイドユミエル編 主要登場人物
○佐山貴大(21歳)
復調した何でも屋〈フリーライフ〉の店主。交代するかのように休暇を取ったユミエルに代わって、一日中、フリーライフ一階の事務所に詰めていた。
だが、貴大如きにユミエルの代わりなど務まるわけもなく、ユミエル不在を好機とばかりに、揺り椅子に深く腰を下ろし、ぐーすかと昼寝をしていた。ルートゥーも、ここぞとばかりに膝の上に座り、二人でむにゃむにゃ、まどろんでいた。
その罰だとばかりに、大量の依頼が舞い込み、夜を徹しての作業を強いられ、その挙句、珍妙な動作で踊り狂うユミエルを目の当たりにすることとなった。
これ以来、少しはユミエルを労わるようになったとか。
○ユミエル(15歳)
貴大のために、レベル200となった。しかし、体が溢れ出る力に翻弄され、どうにも力加減が狂ってしまう。結果として、服を破り、コップを砕き、主人のパンツを八つ裂きにしてしまった。
これではいけないと、ユミエルはメリッサを頼り、彼女の指導の下、トレーニングに励むこととなった。
歌を歌いながらの裁縫から始まり、ダンスやフラフープ、バトントワリングなど、様々な要素が加わっていき、彼女は体に慣れていく。多くのことが同時にこなせるほどに、彼女は『正常』な状態へと戻っていく。
だが、その姿は明らかに不審者です。ユミエルさん、本当にありがとうございました。
○メリッサ・コルテーゼ(15歳)
教会の人工聖女様。彼女も、カンストレベルになりたての頃は色々苦労したようで、一年ほどは慣れない体に振り回されっぱなしだった。そりゃあ、一気にレベルが200も上がれば、無理のないこと。三輪車に乗っているベイビーちゃんが、大型バイクに乗せられたようなものですから。
おかげで、意図せぬ破壊を撒き散らし、ようやく体に慣れた頃には、関係者一同、泣いて喜んだとか。
○クルミア=ブライト(10歳)
今年の春から年長組の仲間入りを果たした、はなまる元気印の犬っ娘。年長組の職業訓練である奉仕活動のため、週に二回、まんぷく亭で給仕として働くようになった。お姉さんぶりたい年ごろなのか、仕事自体は、むしろ進んで行っている。
初めの内は、慣れないことで失敗もしたが、ロックヤード一家や、貴大の支えもあって、立派に成長。今では、多くのお客さんに支持される、まんぷく亭のアイドルになっている。看板娘? ああ、そんな人もいましたね。
ちなみに、クルミアがいない間、ゴルディは年少組の子守りをしているとか。
○カオル・ロックヤード(17歳)
グランフェリア中級区にある、大衆食堂〈まんぷく亭〉の看板娘。今日も今日とて、注文をとり、料理を運び、お尻を触ろうとしてくるお客さんを軽くあしらいます。
今回のユミエル騒動の被害者その2。『見てはならないもの』を見てしまったが、家に帰り、牛乳を飲み、頬をパンと叩き、心機一転、夜の営業も頑張った。精神的には結構タフな子なのです。さすが、村育ち。
実は、登場人物コーナーに登場するのが、16章ぶり。初期から出ている。休日は、貴大を起こして、手料理をふるまっている。家が近所で、一緒に仕事もしている。明るく、元気で、面倒見もよい美少女。これだけの要素を持っているのに、何故、ここまで空気なのか。フリーライフ七不思議の一つである。
○ケイト・ロックヤード(36歳)
『よしおくんフェイント』使いの鬼畜。