過去編3登場人物紹介
過去編3 主要登場人物
○佐山貴大(19歳)
遂に帰還のための情報をゲットした主人公。帰還に向けて、ダンジョン探索なんかを頑張ります。
オーブ探索の息抜きに他のパーティーにも混ざって冒険したりしたが、(他のメンバーのレベル上げのためサポートに徹して)ろくに戦わなかったため、冒険者たちからは「臆病なネズミ」と馬鹿にされている。
三人の中では最も帰還についての意欲が低い。親しい人と楽しく生きていけたらそれでいいという人物なので、今、最も親しい友人二人に合わせているだけ。
○倉本蓮次(18歳)
グランフェリアに来て一年……色んなパーティー(特に女性)にひっぱりだこな、イケメンファイター。貴大らと違うパーティーに入る時は、なぜかパーティーの女子率が上がる。
なんだかんだで戦闘に夢中になると手加減などを忘れてしまうため、それを見た冒険者たちから「レベル以上の力の持ち主だ」と、将来を有望視されている。そのあたり、うまく誤魔化している二人はすごいなぁと感心しているとか。
異世界に来て数年が経ち、早く家族に会いたいという思いは強くなっている。そのため、帰還のための活動には積極的。
○上島優介(19歳)
新進気鋭の冒険者グループ「フリーライフ」のリーダーとして、それなりに名が知れ渡っている男。独特の杖の使い方(爆発系スキルは、ロケットランチャーのように担いで発射)をしているので、「担ぎ屋」という二つ名がついた。でも、本人はこの名前が気にいっておらず、もっとかっこいい名前にしろと公言してはばからない。が、改善される気配はない。
そろそろ、セシル分の枯渇が深刻になってきている。風に舞う白い紙袋を、「セシル~」と言って追いかけていったという目撃情報があるとかないとか。だから、早く元の世界に帰りたい。
○キリング・ブレイブ=スカーレット=カスティーリャ(51歳)
三人が元の国に帰ると聞いて、一番気を落としている人。「あいつらは鍛えればいい冒険者になる」と常日頃から言って気にかけているだけあって、彼らの帰郷は手ばなしに喜べない。ましてや、ゆくゆくは婿候補に……とまで考えていた相手。でも、こうだと決めた男の旅路を邪魔しちゃいけないと思って、しつこく引き留めようとはしなかった。
○イヴェッタ・カルローニ(25歳)
「黒揚羽」の娼婦さん。波打つ艶やかな黒髪が男の劣情をくすぐるとかで、過去編の時点ですでに結構な人気を誇っている。男のダメなところをぜーんぶ包み込んで許してくれる包容力に、男どもはみんなメロメロ。
他の娼婦への面倒見もよく、色んな人に好かれるタイプ。が、どうにもダメ人間を好いてしまうのが珠に傷。今回は、貴大をロックオンしたようです。
○ミアリー・コレット(18歳)
虎柄の猫獣人ではなく、虎獣人。猫と言われると「にゃー!」と怒る。そんな元気っ娘。淫靡な女性が多い色街で、元気はつらつとした性格はすっごく爽やか。先輩娼婦からは「商売女に向かない性格」だと言われたが、その一般人っぽい性格が逆に受けて、人気は高い。
そんな子が、なぜ色街で働いているのか……あまり過去のことを語ろうとせず、今を生きる女。
○パム&パミ(●歳)
パムとパミは双子の淫魔。(ピー)歳。「黒揚羽」の女将の娘で、幼い頃から店の手伝いをしていたため、男のあしらいが自然にうまくなっていったエリートちゃん。末恐ろしいサキュバス……そりゃあ、優介さんだって枯れ果てます。
双子なだけあり、両方同じ体形、同じ髪の色(薄桃色)だけど、目の色が違う。パムは金色、パミは銀色。でも、淫魔の瞳は興奮すると赤くなるので、見分けがつかなくなる。
○ご近所のみなさん
フリーライフ三人組の家がある町内の皆さま方。実は結構前に登場済み。何だかんだで世話焼きな者が多く、グランフェリアに不慣れな三人組にあれこれ教えてあげたりした。