学園編登場人物
学園編 主要登場人物
○佐山貴大(20歳)
我らがぐーたら主人公。昼寝味の甘い汁を吸えると思ってインテリ眼鏡にほいほい付いていったら、超ブラックな教職(臨時講師)へとJOBチェンジ。「グランフェリア王立学園」の一学年Sクラスで、週に一度の講義(午前中は座学、午後はダンジョン実習)を受け持つこととなった。
≪Another World Online≫の初心者に対して教えるようにスキルをバンバン教えまくっていたら、「帝国か東方諸国のスキルと、スキル習得手段の最適化を教えられる冒険者が来た!」ということで妙に注目を集めてしまった。
一応、以前から【ジャミング】で自分のステータスを偽っているので、「カンストレベルの超人だ!」ではなく、「レベルは150程度だけど、博識な人物」程度の評価におさまっている。
「もっと授業を!」との学園や生徒の要望に対して、「自分、忙しいので……」と、逃げまくっている。
○フランソワ・ド・フェルディナン(16歳)
言わずと知れた「イースィンド王国」の大公爵の一人娘。縦巻きロールの金髪をなびかせ、どこまでもストイックに自己を高める「グランフェリア王立学園」一学年主席。兼、学生ギルド長。身長165cm。
「強いから偉い」というこの国の風潮を体現するかのように、自他共に強さを求める。その結果、十六という年で128ものレベルに達し(一学年平均110)、周囲の期待や称讃を一身に集めている。
貴大に対する認識は、始めは「何てだらしない格好の人だ」という程度だったが……。
○エリック・フレサンジュ(23歳)
貴大を「グランフェリア王立学園」に引き込んだ張本人。貴大曰く、「金髪インテリ眼鏡」。童顔で、やや弱気な性格の、一学年Sクラスの新担任。「グランフェリア王立学園」では、様々な分野の専門家に担任を受け持たせることにより、思考、知識の偏りを防いでいる。エリックは、魔法学、魔物学の専門家。南の学術都市の王立研究所で、優秀な成果を上げていた。
実技担当のグレゴール教官の負傷により、新しい講師を探し回っていたところで貴大に出会う。依頼を受けてくれた貴大には好意的で、暇ができては貴大の授業をニコニコ笑顔で見学しに来たりする(内容も興味深いため)。一部の女子の間でタカ×エリ、エリ×タカ論争が巻き起こっているのは、また別の話……。