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くま クマ 熊 ベアー 作者:くまなの

クマさん、異世界を楽しむ

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50 (フィナ視点 その7)

次の話から王都に向かいます。
本日、2話目です。
 本日、お父さんが暗い顔をして帰って来ました。
 どうしたのでしょうか。
 聞いた話によると、ブラックバイパーが出て、村が襲われたそうです。
 ギルドは大騒ぎのようです。
 解体や買取の仕事をしているお父さんは帰ってこれたそうですが、他の職員は交代も出来ずにまだ残っているそうです。
 ブラックバイパーは大きい蛇だそうです。
 わたしは見たことはありません。
 その魔物を倒すには最低でもCランクの冒険者のパーティーが必要らしいです。
 その魔物をユナお姉ちゃんと、ギルドマスターの二人でだけ倒しに行ったそうです。
 お父さんは心配そうにしています。
 倒せるわけがない。と呟いてました。
 その翌日、ブラックバイパーを依頼をするパーティーが怪我して討伐に行けなくなったそうです。
 お世話になったユナお姉ちゃんを助けに行けなくてお父さんは困ってました。
 その2日後、ユナお姉ちゃんとギルドマスターが元気に帰って来たそうです。
 それも、討伐したそうです。
 お父さんは帰ってくると、嬉しそうに話してくれました。
 それで明日、ブラックバイパーの解体があるからわたしもお手伝いに呼ばれました。

 朝早くギルドに行きます。
 でも、まだユナお姉ちゃんは来てないそうです。
 なんでも、昨日の疲れを取るために時間は未定のことです。
 それまではギルドのお手伝いをさせてもらいます。
 ですが、ユナお姉ちゃんは元気よく朝からギルドに来ました。
 本当に早馬で3日の場所を往復して、ブラックバイパーを倒したのでしょうか。
 見た感じ、どこも怪我をしてません。
 ブラックバイパーの強さがいまいち分からなくなります。

 解体をするため冷蔵倉庫で待機していると、全員外に呼ばれます。
 ブラックバイパーは大きいためギルドの冷蔵倉庫では解体作業はできないそうです。
 そんなに大きいですか。
 解体する場所は街の外になりました。
 ユナお姉ちゃんのクマさんの口から出てきたブラックバイパーはとても大きかったです。
 これを一人で倒したのですか。
 信じられません。
 お父さんやギルドの皆さんの指示で解体作業を始めます。
 わたしはお父さんとペアを組みます。
 まず、お父さんが皮を剥ぎ取ります。
 その剥ぎ取った場所からわたしが肉をブロック状に切り分けて、アイテム袋に入れていきます。 
 これ、本日中に終わるのでしょうか。
 とにかく、頑張ります。
 数時間後、やっと終わりました。
 今日中に終わりました。
 良かったです。

 運ぶのは他の人に任せて、わたしはギルドマスターに頼まれたことをします。
 ユナお姉ちゃんをギルドに連れて来ることです。
 これで本日の仕事が終了です。
 今日は帰って早く寝ることにします。
 疲れましたがお父さんの手伝いが出来て良かったです。



 最近は楽しいことばかりです。
 お母さんの病気も治り。
 お父さんは食事のとき、笑わせようとする。
 だけど、お母さんは詰まらないよ、と言われる。
 笑いが溢れる食卓は何年ぶりだろう。
 妹のシュリは初めてかもしれない。
 そんなある日、お母さんがとんでもないことを言い出しました。

「わたし、冒険者になって働こうかしら」

 わたしたちは止めました。
 特にお父さんが許しませんでした。

「おまえは、子供たちを残して死ぬつもりか!そんなに俺の稼ぎが信用できないか」

 お母さんがブラックバイパーと戦うところを想像しただけで怖くなります。
 でも、ユナお姉ちゃんが戦うところを想像すると平気な顔で倒す姿が想像できます。どうしてでしょうか。
 戦うところを見たのは初めて会ったときだけなのに。

 シュリもお母さんに抱きついて、首を横に一生懸命に振ってます。
 結局、妥協案として商業ギルドで仕事を斡旋してもらうことになりました。
 ……なのに、なぜ、ユナお姉ちゃんの所で働くことになったのでしょうか。
 仕事は鳥の卵の商売だそうです。
 ユナお姉ちゃん何をやっているのでしょうか。
 冒険者を辞めて商人になるつもりでしょうか。


 そんなある日、ユナお姉ちゃんに明日、シュリと家に来てねと言われました。
 なんでも、食べ物の試食だそうです。
 少し、不安ですが楽しみです。

 翌朝、朝食を食べたわたしはシュリと一緒にクマハウスに行くと、ユナお姉ちゃんは『ぷりん』と言う食べ物を出してくれました。
 黄色の色をしてます。
 卵を使ったお菓子だそうです。
 そんな高級食材の食べ物を食べてもいいでしょうか。
 ですが、ユナお姉ちゃんが作ってくれたものです。
 ありがたく頂きます。
 一口食べると、
 なんですか、この美味しい食べ物は。
 柔らかく、甘く、こんな食べ物、食べたことも聞いたこともありません。
 あっというまに食べ終わってしまいました。
 シュリのカップも空っぽになっています。
 姉妹そろって残念そうにしているとユナお姉ちゃんが笑みを浮かべながらもう一つ出してくれました。
 今度はゆっくり食べましょう。


 その日の午後、家でシュリに文字を教えていると、ユナお姉ちゃんがやってきました。
 なにか用事があるのでしょうか。
 なんでも、護衛で王都に行くそうです。
 それで、孤児院のことをお母さんに頼みに来たそうです。

「王都、いいな」

 そんなことを言ったら、連れて行ってくれることになりました。
 いいのでしょうか?
 でも、それは明日、依頼者の確認をとってからになりました。
 行けるか分かりませんが、明日は楽しみです。
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