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リベンジキャンプ【後編】

お待たせしました。

少し長くなりましたが、何とか一話でお話を終える事が出来ました。

後編もよろしくお願いします。

「ママ、広瀬先生も来てるよ。それでね、キャンプファイヤーに来てくださいって」

 嬉しそうに報告する拓都の顔を見下ろしながら、「ホント! 良かったね」と笑顔で返す。知っている情報をさも初めて聞いたように言うのには、まだまだ女優としての経験が足りない気がする。


「今年もキャンプの下見らしい。なんだか、去年の事思い出すよ」

 拓都の後からゆっくりと近づいてきた慧が、拓都の報告を補完する。拓都にはなおざりな演技でも騙せるだろうけれど、慧には私の経験不足の演技ではどこまで通用する事やら……。


「あ、虹ヶ丘小学校の先生達、来てるんだ?」

 あえて去年のキャンプの事はスルーした。


「ああ、7人だったかな? 去年のメンバーの抜けた所に新しく来た先生が入ったって感じかな?」

 抜けた所と言うのが慧と愛先生な訳だ。

 私は担任以外あまり知らないので、去年の顔ぶれを思い出そうとしたが、うっすら顔は思い出せそうだったけれど、名前は思い出せなかった。

 やっぱり気が重いな。

 去年のキャンプを知っている人達だから、余計に……。

 慧は送別会の時に、私の事を簡単に説明したと言っていたけど、さっき聞いた芳川先生と言う新しく転勤してきた先生は、私の事を保護者としか知らないみたいだったし……。


「美緒、美緒は気にすること無いからな。俺達の事情は分かって貰っているはずだから、大丈夫だよ」

 まるで私の心を読んだように、彼は優しく微笑んだ。

 まあ、今更ジタバタしたって、仕方ないよね。


「うん、分かってるよ。でも、挨拶に行ったほうがいい?」


「どちらにしろキャンプファイヤーには行くんだから、その時でいいだろ?」


      *****

 

 昼食の後、子供達とパパ達は川を一部堰き止めてできたプールで遊ぶため、水着に着替えた。私達母親は妊婦が二人もいるので、子供達の様子が見える木陰で見守る事にした。


「拓都君、去年より断然楽しそうだよ。やっぱりパパの存在が大きいんだね」

 千裕さんは、はしゃぐ子供達を目を細めて見つめながら言った。


「そうだね。篠崎先生のパパっぷりには感心するよ」


「そうそう、いいパパだよね」

 二人の会話を聞きながら、だんだんと親子らしくなってきた慧と拓都を見つめる。

 そう、彼は私が思っていた以上に良いパパだ。

 本当のところ、皆に自慢したいぐらい彼は父親としてよくやってくれていると思う。

 

「美緒、良かったね」

 私の方を見てニッコリと笑った由香里さんの脳裏には、K市での日々が浮かんでいるのだろうか?

 あの、拓都を抱えて必死で生きていた日々をずっと見守り支え続けてくれた由香里さんの言葉に、グッと込み上げるものを感じながら、私はそれを一生懸命抑え込んで笑顔を返した。

 あの頃の事を思い出すと、いいえ、去年の事を思い出しても、今ここでこうしている事は夢みたいな事だ。

 リベンジと言って、このキャンプに誘ってくれた千裕さんに、本当に感謝だった。


「二人とも、ありがとう」

 子供達の方を見ていた二人にそっと言うと、「何?」と振り返った二人に苦笑しながら首を横に振る。


「良い天気で良かったって言っただけ」

 

「本当に良い天気でよかったよねぇ。私、晴れ女だから心配してなかったけどねっ」

 ふふふっと笑う千裕さんの言葉に驚いた私は「千裕さんって、晴れ女だったの?」と尋ね返すと、悪戯っぽい目で「去年も晴れたでしょ?」と答えた。

 まあ確かに、去年のキャンプも快晴だったけれど……。


「千裕ちゃんって、脳だけじゃなくて、お空まで晴れてるのね」

 由香里さんがアハハと笑いながら言った。

 脳だけじゃなく……って、脳天気の事か。

 千裕さんを形容するのにピッタリで、私も思わず噴出していた。

 いや、けして、悪い意味じゃなく!


「何よ、どうせ私は脳天気ですよぉ」

 いじけたように口をとがらす千裕さんに、また笑いが込み上げた。


「バカにしたんじゃないのよ。何でもポジティブに考えられる所が脳天気で、千裕ちゃんの良い所でしょ?」

 由香里さんの言葉はとても温かくて、私も同意のしるしにうんうんと頷いていた。



 目一杯川遊びをした後、スイカ割りを楽しんで、割れたスイカでおやつタイム。山の中のキャンプ場は日の入りが早くて、夕方の早い時間からバーベキューの用意を始めた。

 手馴れた様子で炭を(おこ)す千裕さんのご主人と共に準備をするパパ達の周りではしゃぐ子供達に、自宅で用意して来たバーベキューの食材を運んでもらい、焼くのはパパ達の仕事。ビール片手にトングを持って、焼けたお肉や野菜をテーブルに着いた子供達のお皿に載せて行く。

 昼間の日差しで赤くなったのか、ビールで赤くなったのか分からないパパ達の楽しげな笑顔に、こちらまで楽しくなる。

 私たち女性陣も用意が終わると座り込んで、焼いてもらったお肉や野菜を食べながら、お喋りに花を咲かせる。夕暮れの風が火照った体を冷ましていく。


「ああ、ビールが飲めないのが悔しいなぁ」

 由香里さんが本当に悔しそうに言う。私も心の中で頷く。去年のキャンプで飲んだビールの美味しさを思い出した。


「ずっとじゃないんだから、来年は乾杯しよ?」

 千裕さんは慰めるように言うけれど、美味しそうにビールを飲みながらでは、慰めにもならない。


「来年も授乳中だから、ダメ」


「ああ、そうだった。そんな事、すっかり忘れていたよ」

 経産婦の二人の会話は、時には勉強にもなって、妊娠中にアルコールはダメだと分かっていても、出産後にも規制されるとは、考えもしなかった。そもそも出産後の事まで頭に無かったのだけれど。

 そんな会話も空気の澄んだ山の夜の闇に消えて行く。


「そろそろ、キャンプファイヤーへ行こうか」

 その言葉を合図に皆が片づけ出す。大勢での片づけはあっと言う間に済み、子供達は気が急いて駆け出して行く。


「おい、おまえら。暗いから足元気を付けろ」

 慧が叫びながら、懐中電灯を持って子供達の後を追っていく。

 残されたパパ二人は「やっぱり先生だな」と言いながら、その後を追いかけた。

 私達は、慌てず、カンテラの灯りで道を照らしながら、キャンプファイヤーへと向かった。


 子供達よりずいぶん遅れて到着すると、なぜだか子供達とパパ達と男の先生達で花火をしている。

 あれ? 女の先生達は?

 そう思ってキョロキョロしていると、すぐ横にあるバンガローの方からもめているような声が聞こえて来た。


「なによぉ、私、酔っ払ってなんかないわよぉ」

 一つのバンガローのドアが開いて、女性が飛び出して来た。その人を追いかけて来た二人の女性が、両側から飛び出してきた女性を押しとどめている。


「ほら、足元もふらふらしてるから、危ないし……ここで休んでた方がいいよ」

 酔っぱらってしまったらしい女性を、二人の女性が説得しているようだ。

 私達はしばし唖然とそちらを見つめていた。


「嫌よ。キャンプファイヤーで守谷先生の奥さんに会うんだから」

 酔っ払っているらしい彼女の言葉に、私は固まった。由香里さんと千裕さんが唖然とした表情で私を振り返える。

 どうやらあの3人は、虹ヶ丘小学校の女性教諭のようだ。でも……。

 彼の事、まだ旧姓のままで……それに、私に会うとはどういう事か?

 彼の奥さんだから興味があるとか?

 それとも、保護者のくせにと文句でも言いたいのだろうか?


「あの酔っ払ってる人、芳川先生よ。それに、一緒にいるのは岡本先生と金子先生ね。それにしても、芳川先生は美緒ちゃんに何か言うつもりかしら?」

 千裕さんが私達だけに聞こえるようにぼそぼそと言うと、由香里さんが「あんな酔っ払いの言う事、真に受けないの」と視線で千裕さんを制した。

 その時後ろの薄暗がりの中から近づいた足音が私達を追い越して、女性教諭3人に近づくと、それに気付いた岡本先生が、その足音の主の元へ走って来た。


「広瀬先生、すいません。計画通りに行かなくて……」

 少し離れていたので、最初の方しか聞き取れなかったけれど、二人でぼそぼそと何か話し合っている。

 計画って、キャンプファイヤーの事か?

 キャンプファイヤーはもう止めておくのだろうか?


「美緒、来てたんだ?」

 不意に背後から声がかかる。その声にビクリとして振り返ると、薄闇の中に昼間の太陽に焼かれて赤光りする笑った慧の顔が見えた。笑い返そうとした時、今は背を向けている背後の空気が動いたのに気付いた。


「あー、もりやせんせー」

 酔っ払い芳川先生は、押さえつけていた同僚の手を振り切ると、こちらへ向かって駆けて来た。

 さっきまでフラフラしてたのに、やけに力強く駆けて来る芳川先生にビックリだ。それに相変わらず旧姓のままだし……。

 慧は何か危険を察したのか、私達の前に出て壁となった。


「芳川先生、大丈夫ですか? かなり飲まれたようですね?」


「大丈夫ですよぉ。それより、どの人が奥様ですか?」

 芳川先生が、慧の後ろにいた私達を覗きこんだ。

 私が名乗り出るべきかと思案していると、広瀬先生と岡本先生と金子先生が「芳川先生、ご迷惑をかけたらダメですよ」と駆け寄ってまた芳川先生の両腕を拘束した。

 彼女が拘束されているのを確認したからか、慧は私達を紹介した。


「こちらが西森智也と翔也のお母さん。こちらが川北礼と陸のお母さん。そして、私の妻です」

 私達は紹介が終わると、「こんばんは、お世話になります」とやっと挨拶を交わした。

 大人しく拘束され、皆が和気あいあいと挨拶を交わして油断している隙に、芳川先生は動いた。

 それは一瞬の隙。

 拘束の手を振り解き、私に詰め寄った彼女は、いきなり私に抱きついたのだ。

 

「守谷先生と奥様の純愛に感動しましたぁ」

 抱きつかれた勢いで後ろへよろけた私を、咄嗟に支えたのは我が旦那様。その瞳には一瞬にして怒りが燃えたぎったが、彼女の言葉に肩すかしをくらったように、炎は一気に鎮火した。

 私はいったい何が起こっているかも分からず、抱きついたその人が顔だけ離してこちらを見たウルウルとした瞳とぶつかった。


「奥様が守谷先生の事を想って身を引いて、お姉さんの子供を引き取って子育てしていたとか、お互いにもう二度と会う事もないと思っていたのに、想い続けていたとか……もう、すごく感動しましたぁ。再会はやっぱり運命だったんですよねぇ。それで、想いを貫いて結婚するだなんて、なんて素敵なのぉ」

 一気にまくしたてるように言った芳川先生は、うっとりとした瞳で、それはまるで恋愛映画の感想を述べるように……。


「どうして、そんな事まで知ってるの……」

 私の頭で渦巻く疑問の嵐は、今日初めてその存在を知った先生の口から、どうして私達の過去が語られているのかと言う事。

 慧が話したのだろうかと、後ろで私を支えている彼の方へ顔だけ向けると、「そんな事まで話していない」と憮然とした声が返って来た。


「ごめんなさい。私が話したの。本郷先生からいろいろと聞いていたから……」

 皆が唖然としている中、慌てて私から芳川先生を羽交い締めのように引き剝がした岡本先生が、申し訳なさそうに謝る。

 美鈴! べらべらと何しゃべってるのよ!!

 ここにはいない親友を思い出し、心の中で悪態を吐く。

 引き剝がされた芳川先生は、何やら言いながらしばらくもがいていたけれど、急に静かになった。


「あー、やっと寝てくれた」

 芳川先生を抱えながら、岡本先生は安堵の声をあげた。

 やっと? 寝てくれた?


「これで計画通りだな。でも、心配してた方向と真逆になってしまったな」

 広瀬先生が、芳川先生を支えるのに手を貸しながら、苦笑している。

 また、計画って……?


 私達が不思議そうにしていると、岡本先生が説明してくれた。

 慧を目当てに虹ヶ丘小学校へ転勤してきた芳川先生は、結婚したと聞いてかなりショックだったらしい。彼は送別会で私との結婚について誤解の無いよう簡単に説明したらしいけれど、転勤してきた芳川先生は聞いておらず、また周りも他人のプライバシーなので、結婚した事実しか伝えなかったらしい。それでやっと諦めがついたようだったのに、ここで彼に再会してしまって、想いが再燃したようで、奥さん(私の事)もいるのに何かあってはいけないと心配した岡本先生と金子先生が広瀬先生に相談して、お酒を飲むとすぐに眠ってしまう芳川先生を酔わせて眠らせようと計画したそうだ。

 その計画に沿って夕食時にビールを勧め、慧と私の結婚までのいきさつを肴に、どんどんと飲ませたらしいのだ。


「今回初めて篠崎先生と奥様の詳しい事情を聞きましたけど、芳川先生と同じく私も感動しました。篠崎先生って、ロマンチストなんですね」

 金子先生までが夢見るように語る。

 私の背後で大きな溜息が聞こえ、「じゃあ、そろそろキャンプファイヤーをしませんか?」と、この騒動を締めくくったのは、酒の肴に語られた恋愛物語の主人公だった。



     *****


 目が覚めると隙間から光が漏れ、空気の冷たさが朝を告げている。冷たいと言っても寒い程では無く、気持ちの良い冷たさだ。携帯電話で時間を確かめると、まだ5時前だった。

 昨日、一日外で遊んだせいか、ぐっすりと眠る拓都は、まだまだ目を覚まさないだろう。慧も昼間遊んだ上に遅くまでビールを飲んで西森さん、川北さんのご主人や先生達と語り合っていたから、まだまだぐっすりと眠っている。

 私は体を起こすとタオルや歯ブラシの入ったポーチを持って、テントからそっと抜け出した。山のキャンプ場の朝はひんやりとして朝靄がかかっている。私は伸びをすると、顔を洗うために水道のある場所へ向かって歩き出した。

 朝の身支度が済んでもまだ誰も起きてくる気配がないので、どうしようかと思案していると去年の事を思い出した。

 そうだ、リベンジするなら、あの場所へも行かなきゃね。

 私は携帯電話だけを持つと、川に沿って歩き出した。

 

 去年、私はこの道を彼と初めてキャンプに来た時の事を思い出しながら、その彼への想いを断ちきらなきゃと思い詰めて歩いたっけ……今でも思い出すと苦しくなる、再会する前の日々も、再会してからの日々も……でも、純愛だと誰かを感動させるような綺麗なものじゃなかった。

 昨夜の芳川先生の騒動の後、慧が「ずいぶん尾ひれが付いて誇張されてるみたいだな」とポツリと言った。

 そう、当事者にとっては、苦しみや悲しみを伴う記憶。

 

 私はいつの間にか小さな滝のあるところまで来ていた。5年前も去年も訪れた場所。あの日のように傍の岩に座る。小さな滝の水の落ちる様を見つめながら、なぜだかフフフッと笑いが込み上げた。

 リベンジ、なんて、良く言ったものだ。

 さすがポジティブな千裕さん。

 でもね、と思う。

 苦しく辛い思い出を塗り替えて消してしまおうとは思わない。

 苦しい記憶も悲しい記憶も全て今のこの奇跡のような現実に辿りつくための必要な通過地点だったから。

 そして今もまだ途中。人生のゴールは遠い。

 私達はゴールに向かって、いろいろな思い出の上に、また新たな思い出を積み重ねて行くだけ。

 その思い出が、少しでも幸せなものになる様、努力していくだけ……彼と二人で。


「やっぱりここにいたな」

 思考の中に突然入りこんだ声に振り返ると、今では見慣れた彼の笑顔。


「お、おはよう」

 ぐっすりと眠っていたと思ったのに……でも、なぜだか彼が来るような気もしていた。

 私の詰まり気味の挨拶をクスリと笑うと、彼も「おはよう」と返してくれた。そして、去年のように、傍の岩に座り、小さな滝に目を向ける。


「思い出すな」

 

「え? 去年の事? 5年前の事?」


「両方……だけど、やっぱり去年の事かな。あの時、ここに美緒がいてとても驚いたよ」


「それは私も同じよ」


「あの時さ、俺が先生になった姿を見られて嬉しかったって言ってくれただろ? あの言葉だけで、再会した事も悪くなかったのかなって思えたよ」

 彼の言葉に胸が震える。


「私も慧の夢がかなった姿を見られて良かったって、ずっと思ってた。だからあの時、それを伝えられて嬉しかったの」


「あの時はまだ、美緒には旦那か付き合ってる奴がいると思ってたから、あの後美緒に幸せかって訊いたら、幸せだって笑ってくれただろ? あの時、悲しいような安心したような気持ちになったけど、これでもう、今度こそ本当に美緒の事諦めなきゃなって思ってたんだ」

 それまで川の方を向いて話していた彼が、急にこちらを振り返って私を見た。そして、ニッと笑うと「お互いにしつこい性格で良かったな」と言いながら立ち上がった。


 ああ、慧も同じ事を考えていたんだ。

 あの時、私も彼が愛先生と付き合ってると思っていたから、これで本当に忘れなきゃって思ってた。


「美緒、冷たい岩の上に座ってたら冷えるから」

 彼はそう言うと右手を出した。私は手を引っ張ってもらって立ち上がると、そのまま彼の腕の中に引っ張り込まれた。そろそろと私も彼の背中に手を回す。お腹はまだ何の膨らみもないけれど、以前よりはずっと気を付けて抱きしめてくれる彼の腕。彼の胸に頭を付けると、確かな鼓動を感じた。

 お互いに今ここにいる奇跡のような現実を、言葉もなく確かめ合っていると、小さく私の名を呼ぶ声。その声に誘われて見上げると、重ねられる唇。

 

 私達はまだ途中。

 でも、もう二度とこの温もりを手放す事は無いだろうと思えるのは、あの辛かった日々があるから。

 私は彼の背中にまわした腕に力を入れて、彼をぎゅっと抱きしめながら、あの日の苦しんでいた私自身も抱きしめていた。

 

 

 

 




 


 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


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