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リアデイルの大地にて 作者:Ceez
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23話 技術提供をしてみよう 2

 ケーナは宿屋を一時的に引き払い、長旅になるか分からないので数日分の食料とポーション等の各種材料。 カータツの工房から問屋経由で安く木材を買い付けたりして、色々な事態に対応できる準備を整えた。

 依頼無しでの初めての独り旅に少々寂しく感じていたら、冒険者ギルドでヘルシュペルとの合同掃討隊が二日後に出発すると聞いた。 ならば隊列の端に混ぜて貰おうと考え、ギルドにいたコーラルに海岸沿いの情報を根掘り葉掘り聞き出した。 勿論対価を要求されたので金銭で支払う。

「うーん、先に情報集めとけば良かった~」
「何だよ、なんかあったのか?」
「宿屋引き払って来ちゃったから、二日間どうしようかなあ……」
「準備の仕方に難があったな」

 コーラルに苦笑されてふてくされるケーナ。 どうせ泊まるならマレールさんの所……と思い当たった。 前回の帰り道では寄らなかったので、様子見に一度戻ってみることにした。


「どこか行くのか?」
「辺境の村」
「辿り着く頃には討伐隊帰って来るんじゃねえの?」
「ふっふっふー。 コーラル君、私をなんだと思っているのかねー。 アッチには私の塔があるし、帰りなんざ【転移】で一瞬さね」

 胸を張りながら指をチッチッチと振って、無駄に偉そうな態度を取るケーナ。

「うわ汚ねー、少しは苦労しろよお前!」
「何を今更。 一度行ってしまえばこっちのものよ」

 鼻高々なケーナの態度に、つい手を伸ばして頭を小突こうとしたコーラル。 ヒョイと避けたケーナ。 ムキになって追いかけ回すコーラルを悉く避けるケーナ、彼の仲間達が生暖かい目で見守る中、鬼ごっこが始まり。 直ぐ、アルマナに「ギルドで暴れないで下さい!」と怒られて幕を閉じた。




 思い立ったが吉日とばかりに、王都の外へ出てから隠者を撒き、守護者の塔へ指輪の効果で飛んだ。
 其処で守護者の太陽の壁画(ヤンキー)より大変興味深い情報を入手した。

「訪問者が来たぁ?」
『おオよ、前回ゴシュジンサマァがここに来てカら後だナ。 つい先日ニナるさ。 三人ほドで来たらしくッテよ、下の森で迷っタら逃げチまった。 根性ノねえ腰抜けドもだぜ』
「あれ、じゃあまだプレイヤーの可能性もあるのか?」

 少なくとも『恐ろしい古代の魔女が居る』と地元の者に噂されるこの場所で、今更用がある者が居るとは思えない。 ケーナの試練は根気さえあれば低レベルでもクリア出来る筈なので、森の迷路で迷って来なくなるというならば好奇心で来たか、準備に戻ったか。 どれも憶測にしかならず、ケーナは考えるのを止めた。 来た時に守護者に呼んで貰い、入り込んできた者達を【サーチ】すれば分かることだ。
 守護者が確認出来れば済む事なのだが、生憎と守護者は領域の管理者であってインターホンでもドアノッカーでもない。 森と塔を含むエリアに入って来た者を認識するくらいしかできない。 そもそも壁画がにょろにょろと動いてる状態が想像できない。
 ヤンキー守護者に訪問者が来たら連絡だけでも入れるよう言付けると、塔を出て村へと移動した。



 村の入り口には前回来た時に増えた工房の脇に幌馬車が二台止まっていて、馬がその辺りの草をはむはむと食べていた。 何となく村が活気付いているような感じを受けて、また人が増えたのかなと思いつつ宿屋に向かう。

「あ、おねーちゃん!」
「こんにちは、リットちゃん」

 その途中に水桶を抱えたリットと宿屋の前で出会い、ホッと肩の力が抜けた気分になったケーナ。 桶を下ろしたリットと頭を下げ合う。

「二泊くらいしたいんだけど、部屋空いてる?」
「うん、お客さんいるけど大丈夫だよ」

 桶を持って先導するリットの後に続いて宿屋に入ると、食堂の掃除をしていたマレールが迎え入れてくれた。

「いらっしゃいケーナ、二十日ぶりくらいさね?」
「お久しぶりですマレールさん。 今回は二泊ですけど、お世話になります」
「ケーナだったら何時に来ても歓迎するよ。 遠慮しないで、幾らでも泊まっておいき」

 先に二泊分銅貨四十枚を支払ってから、何となく感じているざわついた空気に対して聞いてみる。

「また人が増えたりしたんですか?」
「ああ、幌馬車の事かい? 何でもねケーナの作った浴場があるだろ。 あれを調べにオウタロクエスから学者さん達がやって来たのさ」
「オウタロクエスって……南の国からわざわざ此処まで? なんでそんな所まで噂が飛んでってるんですか……」

 エーリネに聞いた一般教養の地理。 三国の内、南のオウタロクエスは魔法技術が卓越した国らしく、王族は建国当時から変わらないハイエルフの女王が務めていると聞いた。 フェルスケイロの学院はここをモデルに作られているんだとか。 しかし魔法を修めた教師の数が足りないので、魔法一筋の学校という訳にはならないとはマイマイの談であった。

 以前にあった赤の国クエステリアは一面砂漠地帯だったにも関わらず、同領地内に含まれた青の国アウルゼリエが密林地帯だった時のように国中が熱帯雨林となっているらしい。 二百年の神秘ここに極まれりである。

 マレールからぬるめのお茶を貰い、今昔物語に思いを馳せていると、外から帰ってきた男女二人の猫人族(ワーキャット)と目が合った。 片方は革鎧と腰に剣を携えた剣士風の茶髪と耳の男性。 女性は綺麗な黒髪と耳を持ち、革鎧に長弓を背負っていた。 女性の方がケーナをまじまじと見つめ、スタスタと近寄ってきた。 それに慌てて追従する男性。

「こんにちは御同輩」
「御同輩?」
「貴女冒険者でしょ、違う?」
「それの意味か、ならこんにちは、かしらね。 何か用なのかな?」

 ケーナの疑問に猫人族女性は少し考える。 横に並んだ男性剣士の方も女性の肩を突つき「なにやってんだお前は」と文句を言っていた。
 ケーナは二人をちょろりと【サーチ】した結果に少し驚いていた。 女性の方がレベル七十弱、男性の方がレベル八十強、しいていうのならばアービタ並みに高いレベルを保っている事に。 最初はプレイヤーかとも思ったが、プレイヤーであれば表示されるものが表示されていないので現地人と判明した。 ちなみに表示される物は所属国である、ケーナなら最後に所属していた黒の国ライプラスとか。

「私達、学者様の依頼でこんなトコまで来たのだけれど、周囲に何にもなくて退屈してたのよ。 そうしたら近所に英知の塔があるって言うから学者様と行ったのよね」

 ケーナはそれで大体を理解した、訪問者はコイツ等かと。 準備が足りなくて学者と行き直すらしいが、ケーナの塔はそんな準備などは要らない。 ただ、時間が掛かるだけなのだし。
 やたらと高圧的に喋る猫女性が昔のスキルを強請(ゆす)るプレイヤーと被り、ゲームじゃなくてもこんな人はいるものかと、笑い出したくなるのを無言で耐えていた。

「それで貴女も私達と一緒にいらっしゃいな。 攻略した暁には高名な私達の名の端に加えてあげますわ」
「うん、お断りします」
「……………」

 ボロが出ないように、満面の笑みできっぱりと却下した。 断られるのが前提でなかったのか、呆気に取られた猫女性と、その背後ですでに申し訳ない顔の猫男性。
 やがて憎々しげに表情を歪めた猫女性は、更にまくし立ててきた。

「あのねえ、私達はオウタロクエスでも名の知れた冒険者ですのよっ! 私達と行動を共に出来る事を光栄に思いなさい! これはアナタの名誉にも繋がっ……」
「うん、お断りします」

 一言一句先程と違わずに却下の方向で。 顔を怒りで真っ赤に染めた彼女はケーナに一瞥をくれると、足音も荒々しく宿屋の階段を駆け上がって行った。

「済まん、妹が失礼をした」

 一言謝罪を入れた猫男性がペコリと頭を下げて、後を追う。



「悪い思いをさせて済まないねえ」
「なんでマレールさんが謝るんですか? 冒険者だってピンキリなんですから、偶にはあんなのがいますよ」

 コップを返しに行くとマレールに何故か頭を下げられたので、気にしてない旨を伝えておく。 酷いと言ったらスキルマスター就任当時に、実力行使で技能(スキル)を強奪しに来たプレイヤーの方が遥かに酷い。

「そうそう、聞いて下さいよマレールさん。 娘のマイマイったら酷いんですよ~」
「ケーナから娘なんて言葉が出る事自体が、私にとっちゃあとんでもないけどねえ」
「酷っ!?」
「はいはい、悪かったよ。 それで、アンタの娘さんがどうしたって?」
「それがですねー………」

 暗くなりがちな空気を払拭するためにヘルシュペルでの出来事を、マイマイから孫がいるのを秘密にされたことや、戻って来てからの女三人でやったホーンベア狩りの事などをマレール達に話して、昼まで過ごした。 昼食に久しぶりのマレールの腕が冴える料理に舌鼓を打ったケーナは、また夕食時に冒険話をするとリットと約束をして、以前絵を描いてギアの仕組みを説明した三人の住む村入り口の工房に足を運んだ。

 途中で会う村人と気さくに挨拶を交わしていると、猟の帰りらしい兎を数羽ぶら下げたロットルと出会った。

「よう! ケーナちゃん来てたのか」
「お久しぶりですロットルさん。 もう猟は終わりですか?」
「まあ、ケーナちゃん程じゃねえけどよ。 そっちはまたなんか依頼か?」
「ただの骨休めですよ。 明後日からまたちょっと遠い所へ行きますから」
「なにもこんな田舎村に来てすることじゃないだろうよ……。 そんなに頻繁に来るんだったらいっその事この村に住んじゃったらどうだよ?」

 ちょっとした冗談のつもりだったロットルだったが、返答は沈黙だった。 ケーナを見ると腕組みをして考え込み、真面目に受け取っていた。

「……それもアリかもしれませんね」
「いやいや、ちょっとケーナちゃんや、本気かい?」
「いつかは何処かに本拠地でも作ろうかなと考えてましたから、それも渡りに舟と言うべきなのでしょうね。 後で村長さんに相談してみましょう」

 どう見ても本気らしい、ならば冗談でも話題にした自分が先に話を通しておくべきだろう。 そう考えたロットルはケーナと別れた後、自分の家に帰る前に村長宅へ寄る事にした。



 ロットルの提案は後で村長に話をする時に改めて考えるとして、まずは技術技能(クラフトスキル)で作れるモノは人の手に寄ってどう変わる物なのかの実証である。 ケーナは工房の入り口でしゃがみこんで何かの作業をしていたドワーフに話しかけた。

「こんにちは」
「お、おう……。 この前の嬢ちゃんだな、今日は何か用かい?」
「この前の絵で説明したことについてなのですが、他の方達はいらっしゃいますか?」

 内密の話もしたいので中に入れてくれないかと頼んでみる。 ドワーフは二つ返事で了承すると、ケーナを中に通してくれて奥から仲間の女性ともう二人のドワーフも連れてきた。 簡単に自己紹介を済ませる、眼鏡を掛けた目付きが鋭い人族の女性はスーニャ、ドワーフの中で一番ガタイのいい者がラックス、次に背が低い者がラックスの弟子のドダイ、一番小さい(といってもケーナの肩くらいまでの背)の者がラックスの息子のラテム。
 なんでもヘルシュペルで商人と契約し、技術工房を営む一家だという。 スーニャとラックスが夫婦と聞かされた時には驚いたケーナだったが、ラテムが異種族婚で生まれたのではなくスーニャが後妻だと聞いて、とりあえず納得した。

「それでケーナさんは何か内密の話とか言ってましたけど、どういった用件ですか?」

 代表者であるスーニャが交渉役となって、ケーナとの会話を開始する。 ラックス達はもっぱら作るのが仕事で交渉事はスーニャが一手に引き受けているらしい。

「前回絵で説明しました井戸に使われている機構ですが、代価と引き換えに完成品をそちらに提供出来ます」
「なんですってっ!?」

 余程ケーナの言葉が予想外か、想定外だったらしいスーニャの顔が驚愕に染まる。 ラックス達は何を驚いているのか分からないがポカンと大口を開けて硬直していた。 そのまま無言が続く時間にケーナは首を傾げた。

 真っ先に再起動したのはラックスの方だった。

「い、いやちょっと待て嬢ちゃん! 俺等はアンタの作った物を研究させて貰うのは有り難いんだけどよ、アンタは自分の作った技術の権利を、丸ごと他人に譲渡して平気なのか?」
「は? なんですかそれ?」

 いきなり”技術の権利”と言われてもケーナには何のことだかさっぱり分からない。 問題の機構自体はオフラインクエストをひと通り通過している者ならば誰にでも作ることが出来、クエスト以外では用が無いものだからだ。 確認してみたがシャイニングセイバーとコーラルも作る事が出来る。 割とゲーム中では他の建設技能を得る為の前提技能ではあるが、砦を建造する時にしか使わないので殆ど無用の長物だ。
 ケーナの困惑した様子に何も知らないと理解したスーニャは、今の世の中にとって貴重な技術を代価程度で他人に委ねてしまっても良いのかと再度確認して来た。 逆にケーナはそこまで技術力が低下したのかと呆れ果てたので、技術を渡して研究する事には異を唱えない。

 代価は金銭の他に提供者の名前を出さない事と、人を殺すような物には転用して欲しく無い事だ。 無論これには譲渡してしまったらどう転用するかは、あちらの自由なところではある。

「……分かりました。 その条件は二つともケーナさんの意志を汲んで遵守致しましょう。 ただ、代価に当たる金銭の方なのですが、私達にはとても用意出来無い額なのです。 契約相手の商人に確認交渉してまいりますので、暫く待って貰っても良いですか?」
「えーと……、そんなに高い物になるの? アレが?」

 唯単に人力に頼って歯車を回し、クロウラーに付いた枡で水を汲むだけなシロモノに一体どれだけお金を払う気なのかと。 超絶にでっかいクエスチョンマークを浮かべたケーナであった。

「そうですね、後々の利用価値や普及具合にも依りますが……。 金貨十枚くらいはいくのでは無いでしょうか?」
「ぶっ!?」

 想像してた金額より二十倍程多い額を提示され、引っくり返りそうになった。 この村で何もしなくても十年くらいは暮していけそうな金額にどう判断したものかと、悩む。 相変わらず換算方法が常人より変な所に本人は気付いていない。

「って言うかそんな金額をポンっと出せる商人なんているの?」
「そのくらいなら私達の契約している商人の方では、大丈夫だと思いますよ」

 言われる前に嫌な予感がしたので、というか心当たりが有り過ぎるので推測で先に聞いてみた。

「…………堺屋、とか?」
「はいその通りです。 堺屋の大旦那様に贔屓にさせて貰っています」
「ケイリック直属なのねー、ならお金の方は急がなくていいや。 私からあの子に請求するから」
「は? 大旦那様のお知り合いなのですか?」
「うん、ま……。 ちょっとした商談相手、かなあ?」

 アレが私の孫です、と言ってスーニャ達に頭を下げられても困るから詳しい説明は省く。 ネームバリューの高い人物と血縁関係にある事を知られて、やたらと絶叫されるのも良い気持ちでは無い。 ようやっとその事に気付いたケーナであった。
 さすがにスーニャ達も、ケイリックの事を名指しや「あの子」呼ばわりしているケーナにかなり深い関係と理解した。 その上で上下関係を特に気にしないケーナに何か事情があるのだろう、と判断してその事は見無い振りをする。

「じゃ、ちゃっちゃと作っちゃうねー」

 材料くらいは、と言おうとしたラックスの目の前にひと抱え出来そうな丸太がドカンと数本出現した。 何も無い虚空から唐突に現れたとしか思え無いソレは更に、丸太と同サイズな鉄塊が並んだ事により異様さが増した。 最後に出てきた一つの鉄塊だけで目の前のエルフ女性の四倍の重量はあるだろう。 どんな奇怪な術を使えばこれだけの体積を持つモノが、一人のエルフ身ひとつで用意できるのかと……。

 そんな羨望と恐怖の入り混じった視線にはさっぱり気付かないケーナは、加工用の地の魔法と風の魔法を展開し【技術技能(クラフトスキル):水汲み機】を起動させた。 前回は各部バラバラに用意したが、本来の全部を一緒に組み上げる方法で。 長方形の板が組み合わさってクロウラーが、その動力輪の一際大きい歯車が二つ、動力を回すためのクランクの付いたギアボックスが接続されて、村の井戸に使われている水汲み機が完成した。 時間にして約十数秒、ケーナ以外の面々はその工程から組み上がるまでが空中で行われるのを呆然として、顎を落として見つめていた。 はっきり言って今の世の中では理解の追いつかない作り方である。

「む、ちょっと室内ではこんなに長いクロウラー部分は要らなかったですね」

 村の井戸で底まで距離を測っていたので、ついそれと同じに作ってしまい山になった駆動部分に後悔するケーナ。 村に設置した物は保存魔法を掛けたが、ラックス達が分解するかもしれないので使用しない。 それをそのままどうぞと差し出す仕草で譲渡する。 親子弟子がそれぞれに興味のある所に噛り付く様子に、玩具を与えられた子供みたいだと頬の緩むケーナと、夫達の活き活きとした様子に苦笑するスーニャ。 

 スーニャが署名だけでもと用意した書類にサインしたケーナは、邪魔しちゃ悪いからと工房を後にした。



「さてー、次は村長さんの所ー……ってぇ」
「おお、ケーナ殿。 此方におられましたか」

 呟きと共に訪ねようとしていた相手から赴かれ、キョトンとしたケーナだったが村長の背後にニヤニヤしたロットルの姿を見つけた。

「もう、ロットルさん。 先に話しちゃうなんて酷いじゃないですかー」
「いや、こんな話は早いほうがいいだろ?」

 白髪の混じった髭を撫でつけた村長は満面の笑みを浮かべつつ、ケーナの住居を村に作る事に賛成してくれた。 

「なんでしたら村中総出でケーナ殿の家を建てますがの?」
「あー、そこまで迷惑を掛けるわけにもいきませんので、場所だけ確保してくれれば自分で家は建てます」

 勿論オフラインで自分の家を建てるイベントは有ったものの、それは巨大な砦の事を指す。 尚更自分の住居は自分で建ててみたい気分もあった。 冒険者としてあちこちふらふらするよりは、ひとつ所に腰を落ち着けたいと思っていたから。
 スキルを使わない家事については、村の女性から教えて貰う事になるだろう。 リアルの住居がほぼ病院だっただけに、自分の家と言うものに憧れていたケーナだった。



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