表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に来たみたいだけど如何すれば良いのだろう  作者:
第二章 異世界で男爵になるみたいだけど如何すれば良いんだろう?
115/810

第112話 子供の頃、熊の敷物を見た事が有りますが、ちょっと怖かったです

 新人2人に関しては、北の森への侵入自体が初めてらしい。この町に着いてからは状況確認と休養に充てていたとの事だ。

 私達が森に刻んでいるマークの意味と、地図の見方をレクチャーしつつ、先に進む。


 ゴブリン等が発見された場合は、積極的に狩り、実際の運用を確認してもらう。


 ある程度慣れた段階で、奥に向かい進み始める。荷車2号に関してはドルが引いているが、特に問題は無さそうだ。


 そのまま順調に進み、昼頃には奥地手前までは辿り着いた。例の罠を迂回したお蔭で大分時間は短縮出来た。


 昼ご飯にしようと、各員に指示を出す。ティアナとドルに関しては採取に慣れているようなので、野草の採取をお願いした。

 人数が増えているので、リズの獲物には期待が高まる。私とロットで薪を探し、他のメンバーは野草の採取だ。


 薪と野草を探しながら、ロットに2人に対する率直な意見を聞いてみる。


「ティアナさんに関しては、純粋に良い人ですね。育ちの部分も有るのでしょうが、根が素直です。元商家と聞きましたが、すれている感じも有りません」


 べた褒めだ。口調に関しては意訳なのかな。


「ドルさんも口数は少なめですが、真摯に対応されているのは分かります。若干雰囲気に余裕の無さを感じましたが、今日見る限りはそれも有りません」


 あー。昨日の話が少しは効果が出たのかな。


「一緒にやって行けそう?」


「少なくともマイナスなイメージは皆無です。人間性に問題は無いでしょう。ティアナさんの斥候に関して、このパーティーの運用に合っているかに関しては、少しずれている部分は有ると感じますが」


 ロットから見てもそう思うか……。まぁ、『警戒』が無い訳では無いので、これからの成長に期待かな。


「その辺りはすり合わせて行こう。取り敢えずロットの負担を減らさないと、ロットが過労死しそうだ」


「そこは助かります。周辺警戒を複数で出来るのであれば、精度も確度も上がります」


 そんな感じで話ながら、薪を拾い集め、陣地に戻る。


 狩猟採取組は戻っていないので、新しい鍋吊りと薪を組み、焚火の準備を始める。

 流石に7人分となると、鍋もそれなりに大きい。保存食に関しても結構場所を取るようになってきた。


 取り敢えず、リズの獲物次第で昼の内容を決めようと思っていると、リズが地球で見た事の無い丸々太った鳥を3羽程吊るして帰って来た。

 『認識』先生に聞いても、聞いた事の無い名前なので、この世界の固有種なのだろうと判断した。捌いて行く様子を見たが、鶏に近い。


 早速薪に火を付け、水魔術で熱湯を投入し、ガラと香草から出汁を取り始める。折角初めての食事なので、少し時間を使っても美味しい物を食べてもらいたい。


 その間に野草組も帰って来る。ニラと卵と葉野菜っぽい物が集まったので、胡椒を利かせたスパイシーなニラ玉スープにしよう。

 新人2人は怪訝な顔でこちらを見ている。


「何か疑問が有りそう?」


「いえ。昼から本格的な料理を作る物と感心していましたわ。何時もは携帯食を齧って済ます程度ですの」


 ティアナが答え、ドルが頷く。


「んー。やっぱり美味しいご飯を食べた方が、気持ち良く仕事が出来るからかな」


 そんな事を言いながら、鳥の肉部分を串に刺して行く。香草に関しても結構な種類を採取してきてくれたので、串焼きでも複雑な味が出せる。

 単純な串焼きも美味しいが、やはり料理人としては、こう、料理って感じの物も作りたい。料理人じゃないけど。


 大きさ故に結構な量の鶏肉にブレンドした香草を塗し、直火で周りの色が変わるまで焼いて行く。後は遠火でじっくりと火を通して行く。

 周囲に香草の複雑な香りが漂う中、出汁が出るまで実戦を経てのパーティー運用に関して話し合ってみる。


 ゴブリンの急襲の精度に関しては、新人がかなり驚いていた。特にロットの『警戒』の運用に関して、大分意見交換をしているようだ。

 ドルに関しては、急襲向きではないのでチャットの護衛に入ってもらっている。ただ、あの盾だ。正直、抜ける気がしない。

 そんな感じで議論が白熱する中、ガラの良い香りが漂い出した。


 灰汁はこまめに取っており、白濁したスープになって来たのでガラを取り出し、残った身を毟ってスープに戻す。

 串焼きも良い感じに火が通り始めているので、スープに葉野菜を投入する。しんなりし始めたらニラを投入し、最後に卵を回しかける。

 最後に塩加減を調整し胡椒をたっぷり目に入れる。


 それぞれカップを出して貰う。ティアナのカップには鹿の意匠が、ドルのカップにはハンマーの意匠が付いていた。


「さて、新しい仲間も増えました。収入を維持する為にも少し無理するケースも出るかと思います。ただ怪我には気をつけて下さい。食べましょう」


 まずはスープを口に含む。鶏のガラスープに似た香りに香草の香りが加わり、その後に胡椒のピリっとした香りが鮮烈に鼻を抜ける。

 毟った肉が良いアクセントになって、ニラの噛み応えと葉野菜の柔らかさ、卵のふんわり感とマッチしている。うん、会心の出来だ。


「あぁぁぁ。リーダー、これ、今までで一番美味しくない!?と言うか、その速度で腕を上げられたら追いつけないじゃん!!」


 フィアが叫ぶ。流石にそうそう追いつかれるつもりもない。

 ロットも感心した顔で、スープを啜っている。リズもにこにこだ。


「串焼きもなんや分からんけど、ほんまに美味しいですわぁ。どないな香草を混ぜたらこうなりますのん」


 串焼きを食べたチャットが驚いた顔で無心に頬張り始める。気に入ってもらえたようだ。


「宿でも、家でも食べた事が無いですわ……。野営でここまで美味しい物が出るとは思いもしませんでしたわ……」


 ティアナがただただ驚愕の顔で食べ進めている。ドルも声には出さないが、頷きで同意しながら凄い勢いで食べ進めている。


 鍋がすっかり空になり、皆、至福の表情で食休み中だ。私は水魔術で鍋と食器の後片付けをする。


「料理もそうですけど、後片付けまで魔術でとは……。贅沢ですわね」


 ティアナが感心した様に呟く。前のパーティーの後衛の話を聞いてみると、火と水の魔術士だったらしい。

 ただ、基本的には戦闘時しか魔術を使わず、常に過剰帰還への余裕を残すタイプの魔術士だったとの事だ。


「まぁ、これだけ人数がいれば危険は無いし、便利な物は使わないと勿体無いよ」


 そう言うと、新人二人が感心した様に、うんうん頷いていた。もう、このパーティーだと当たり前だが、やはり外部から見ると特殊なのだろう。


 水魔術?もうほとんど風魔術と習熟度に差は無い。便利使いしているのも有るが、お風呂マシーンをやっていると勝手に上がる。

 近い内に、熱湯ぶっかけも出来るようになるだろう。


 大分気温も下がっている中、食事と焚火で体温を回復し、先に進む。熊のテリトリーが読めない為、ロットには若干進路をずらしながら進んでもらっている。

 程無くして、ロットから制止の合図が上がる。


「熊の痕跡です。かなり新しい……。追います」


 そう言うと、いつもより西側に進路を変更し、進みだす。

 要所要所で痕跡を丁寧にティアナに伝えながら先に進む。


「『警戒』圏内に入りました。開けた場所を探して下さい。釣りに行きます」


 そう言うと、ロットが先行する。

 私達は、周囲を確認し、ある程度開けた場所に陣取る。周囲の警戒はティアナに任せ、ロットが向かった方に合わせて釣って来るのを待つ。


「ここは、任せてもらえないか?」


 ドルが盾の杭を引き出しながら、そう言う。リズとフィアは特に意見が無いようなので、試しに任せてみる。

 そうこうしている間に、私の『警戒』範囲にロットと熊が入った為、ドルに方向の微調整を伝える。


「背後10m。真っ直ぐ来ます」


 ロットが叫びながら、藪を抜けて来る。ドルの構えている盾を確認したのか、その横をすり抜けるように駆けて行く。

 次の瞬間、熊が藪を突き抜け突進して来る。それに合わせドルが咆哮を上げながら杭を打ちおろし盾を固定しながら熊に立ち向かう。


 鈍い音が上がったと思った瞬間、杭が数cm程後退する。だが、それで止まった。

 驚愕する間も無く、ドルが盾を引き、思い切り真正面からシールドバッシュを熊の鼻っ面に叩き込む。熊が怯み上体が上がる。

 その瞬間、盾を手放し背後に一歩引き、無造作に左から右にロングメイスを振るう。見た目は棒切れを振るうかのように何の抵抗も無く薙がれて行く。

 ぐちゃともつかない肉に重い物が当たる音と同時に、鈍い何かが折れる音が周囲に鳴り響いた。

 そのまま熊は仰け反った状態で、ゆっくりと倒れて行く。


 確認すると、顎の辺りに綺麗に当たり、そのまま首の骨まで折りきったようだ。

 えぇぇぇぇ!?正直、驚愕した。この人、1人で熊狩ってるじゃん。


 そう思っていると、流石にドルも驚いていた。メイスの一撃に関しては、まぐれ当たりらしい。それでも突進を止めた時点で十分驚いた。

 即座にリズが太い血管を選び小さな傷をつける。何時もは土台を築き、ひっくり返すまで必死なのだがドルがいとも簡単に乗せてしまう。

 ある程度血抜きが済んだ段階で、そのままドルが引きずり、川まで運んでしまった。ロープで縛り川に沈める。


 その間、ティアナが周辺警戒を担当し、ロットは次の獲物を探しに走って行った。


 いや、びっくりした。熊を止めると言う話も半信半疑だったが、1人で片づけるとは全く思っていなかった。ドルすげぇ……。


 しばらくすると、次の痕跡を見つけたロットが戻って来た。狩った熊は放置して、次に向かう。取り敢えず訓練にならないので次はメイス無しと言う事で話をした。

 次の熊もそう離れた場所では無かった。ロットが釣って来た熊をドルが止める。

 後はドルが盾で鼻っ面を叩き続けながら牽制として熊の注意を完全に引き、リズとフィアが後脚を潰すのに専念させる。

 盾の所為で背後に手が出せない為、苛立ったように立ち上がるが、その状態でもなおシールドバッシュで怯ませる。

 バランスを崩し、必死で元に戻ろうと後脚を踏ん張った瞬間を狙いリズのハンマーが関節に綺麗に入る。関節が壊れる鈍い音が響く。

 悲鳴染みた咆哮を上げながら、そのまま横倒しになった熊に、リズが遠間から逆の足の関節を思い切り上から叩き潰す。再度響く鈍い音。

 私はリズに教えられた太い血管部分を槍で刺し込む。引き抜いた瞬間、噴水のように血が上がり、徐々に勢いを失う。細かな痙攣の後、完全に動きを止める。


 えぇぇぇぇ!?今までの苦労は何だったんだろう。大盾すげぇ……。完全に相手の視界を防げるし、シールドバッシュが凶悪過ぎる。

 視界を完全に塞がれ、鉄の塊で殴り続けられるのだ。熊も堪ったものでは無いだろう。


 再度同じ工程で血抜きをし、ドルが先程の熊の場所まで引きずって行く。完全に重機だ。

 そのままロープで固定し、川に沈める。


 えーと。今日の仕事が終わってしまった。これ以上の熊は持ち帰れない。それでも距離的に今日中に村に戻るのは難しい。

 しょうがないので、近辺のスライムの乱獲をと思ったが、ロットとティアナの2枚の『警戒』で周囲のスライムの場所が網羅されてしまう。

 何と言うか、破竹の勢いでフィアがスライムを狩って行く。止まっている時が無いくらい走り回っている。私も槍で削ぎながら核を回収する。


 結局、熊が十分に冷える夜までに、とんでもない数のスライムの核が集まった。今までこんな数見た事が無い。


 夕ご飯はロットが担当し、皆で温かいスープを堪能した。

 テントは4人までなので、女性陣と斥候で走り回っているロットを優先した。


 私とドルは外で寝る。ドルに関してはフルプレートなので、一回脱ぐと着込むのに時間がかかるので逆にありがたいと言いながら毛布に包まっている。

 見張りに関しては人数を増やさず、完全休養組を増やす方向で決まった。


 夜になると、流石に2匹分の熊の血の匂いの所為か、兎に角狼が寄って来る。

 私は寝るのを諦め、『警戒』に入った順に潰して行く事にした。折角毛皮が高いので、最小の傷を狙う。頭蓋骨を貫通し脳を傷つける程度の出力で延々狩り続ける。

 複数の群れが近くにいたのか、途切れる事無く寄って来る。流石に過剰帰還の予兆が出てきたので、他の人間を起こして手伝ってもらう。

 傷を付けないように、フィアも剣の腹で殴り飛ばしている。動けなくなった段階で、リズのハンマーで頭を潰されて行く。


 空が白む頃に、やっと襲撃が止んだ。何匹相手にしたのか覚えていない。ティアナが狼の解体が出来るとの事なので、リズと手分けして延々捌いて行ってもらう。

 最終的に毛皮の枚数を数えたら、63枚だった。最低7つ程度の群れが襲って来たのだろう。

 どの個体も飢えていた。餌になる獲物はそこそこいるのに、何かおかしい。違和感が微かな警鐘を鳴らす。これもギルドに報告しておくか……。


 朝ご飯を食べた後、流石に徹夜で動き回っていた為、私が動けなくなった。4時間程寝かしてもらう事にした。


 起きた後は快調だった。早速村に戻る為荷物の分配を始めたのだが、ドルが1人で荷車と合わせて熊1匹を軽々と運んで行く。流石重機……。

 後はティアナが増えた分、それぞれの分配が軽減された。私が必死で荷車を引っ張るのに変わりは無いが。


 これ以上の荷物はきついので、兎に角戦闘は避けてもらい、最短距離で村に戻る。結局夕方には村に着いた。


 鑑定を任せ、職員に狼の状況を報告したが、これに関しては明確な回答が返って来た。ダイアウルフの調査はかなり進んでいる。

 要はダイアウルフが狼の獲物を横取りしている。その上、ダイアウルフが狼も獲物にしているので、狼が飢えた上どんどん森の外側に移動しているとの事だ。

 その分、ダイアウルフの数が激増しているようだ。群れの規模が大きい上、多産傾向で個体の強さも有り成長率も高い。

 今は比較的奥の方に留まっているが、早晩活動範囲が広がる可能性が高いらしい。そうなると、森の危険度が飛躍的に高まる。


 対応としては、子爵と相談し騎士団による間引きを計画しているらしい。だが、冬越しの後どうなるのかが見えない為、ギルド内では対応に関して揉めているらしい。

 正直、危険なのは勘弁なので、さっさと間引いてもらいたい。

 ただ、1頭で達成数1と言うのが魅力では有るのだが……。危険な思考か?うーん。


 悩みつつも、取り敢えず疑問は解消されたので皆の元に戻る。

 フィアが何時もの通りなのは良い。ティアナとドルの様子が明らかにおかしいし、他の皆も呆然としている。

 話を聞くとパーティー資金含めて頭割りで26万を超えたそうだ。流石に意味が分からなかったので、鑑定の職員に話を聞いた。


 要はドルが倒した熊の毛皮が全く傷の無い最高級品扱い、もう一匹もフィアが一部切った部分は有るが美品扱いと言う事で物凄い価値が付いている。

 しかも、スライムの核も前回の2倍を超えていた。それに高騰している狼の毛皮もだ。結論として、トータル210万を超えた。

 一回の狩りで農家の年収2倍強か。うん、意味が分からない。


 ちなみに、普通のパーティーでは剣が主体となる為、こんな価格にはならない。ボロボロの毛皮は買取拒否の可能性も有る。

 

 下世話な話だが、最高級毛皮の末端価格を聞いてみたが、500万を超えるらしい。貴族が買うとの事だが、金は有る所には有るんだなと思った。


 人数が増えたのに、収入が増えると言う異常事態に皆、唖然としていたらしい。分からないでもない。私が一番驚いている。

 正直、殊勲賞のドルに多目に渡したかったが、パーティーとしての収入と言う事で不公平感を出さない為にも諦めた。


 達成数は熊で2、狼で12となった。取り敢えず、少ない人間順に均等分配した。


「達成数はともかく、達成料に関しては驚きましたわ……」


 ティアナが呆然と呟く。ドルも同意なのか激しく頷いている。


「今回は、ドルの殊勲賞だよ。それが無いともう少し下がっていたよ」


「それでもですわ。はぁ……。話では聞いていましたが、噂に違わぬ凄いパーティーですわね」


「買い被り過ぎだし、要因はドルだからね?」


「荷車が無ければ運べませんわ。よくもあのような物を考えますわね」


「んー。故郷で似た様な物を使っていたから?」


 そんな感じで皆驚きつつも、収入増は満足しているようだった。 

 しかし、達成数を稼ぎにくいのはネックだ。いや、通常は年単位で上げて行くものなのだが、3か月以内となるとかなり厳しい。


 遠征に関して、そのままエントランスに移り議論を続ける。収入で考えれば冬に入るまでこのまま狩り続けるのが妥当だ。

 ただ、テントや装備の部分も有るので、一旦休みを入れて町に買い出しに行く事も考えるべきと言う意見も有る。

 個人的には、テントはもう一つ欲しい。ドルに関しても短期間で有れば良いだろうが寒い時期に外での睡眠は自殺行為だ。

 後は材料を仕入れて来て、リズの重装化を進めたい部分も有る。リズの貯金も200万近くは貯まっている。材料費なら全然余裕だ。


 私も一度ノーウェと話がしたいので、町には行きたい。ただ、往復で4日も潰すのは勿体無いのは勿体無い。

 ドルがいればある程度安全に狩りは出来るだろうが、リズの装備の材料を揃えるにもドルが同行しなければならない。


 最終的に妥協案として、この寒くなりかけの時期は雨の可能性が低い。なのでもう一度遠征を行う。その上で長期休暇を取ろうと言う事になった。

 ティアナもドルも所持金的には余裕が生まれかけているので、一旦増やしてしまいたい部分も有るらしい。


 1日2日の話ならまぁ良いかとも思ったので、妥協案で進める事にした。

 と言う訳で、明日改めて遠征に出発と決め、解散となった。本日に関しては時間が遅いので訓練は無しとの事。


 私はリズと一緒に、鎧をどうするか相談しながら家路についた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブックマーク、感想、評価を頂きまして、ありがとうございます。孤独な作品作成の中で皆様の思いが指針となり、モチベーション維持となっております。これからも末永いお付き合いのほど宜しくお願い申し上げます。 twitterでつぶやいて下さる方もいらっしゃるのでアカウント(@n0885dc)を作りました。もしよろしければそちらでもコンタクトして下さい。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ