自分からのメッセージは何なのか
小説の世界に描かれる文章というのは、自分の考えがそのまま詰め込まれることになります。もちろん、編集など、ほかの人の手が入らなければ、の話ですが、それでも大元の話は自分で考えるものです。
主人公のセリフは、たとえテンプレート的な表現があったとしても、セリフを発する状況や対象の人物によって、その意味合いが変わってきます。どんな表現にしても、そのタイミングは作者によって千差万別で、そこに個性が生まれるのではないかと思います。
セリフも舞台も事件も、自分で作る以上は、そこに自分の考えを反映させるはず。それをうまく読み取ってもらえるかどうか、というのが、作者の腕の見せ所と言えるでしょう。
自分の考えが反映される以上、その中には読者に対するメッセージが込められているはずです。
自分はこういうことを考えているんだ。
こういう視線を持っているんだ。
それが伝わってこそ、読んでもらう価値があるのではないかと思います。
それが顕著に表れやすいのは、やはり登場人物のセリフでしょう。
手順や定石、テンプレートなど、いろいろあるのですが、やはり自分が考えたオリジナルのセリフというのは、自分の考えというのがよりストレートに伝わるものではないかと思います。
そこに、ほかの登場人物が一般論を述べたり、反対意見を述べたりすることで、より自分の伝えたいことを強く主張することができます。
シリアスなストーリーほど伝えやすいとは思いますが、それはライトノベルでも、ショートショートでも同じです。
どこで感動してほしいのか。
どこで共感してほしいのか。
どこで笑ってほしいのか。
どこで緊張してほしいのか。
どこで怖がってほしいのか。
どの登場人物を応援してほしいのか。
こういうことを考えながら話やセリフを考えると、読者への伝わり方も違ってくるのではないかとお思います。
小説は自分の言葉で作るものであり、自分の考えを反映させるものです。
読者へのメッセージ、あなたの小説にはどのような思いが込められているでしょうか。