ストーリー作成のヒント:小さい頃の行動を参考にする
自分の小さい頃を考えると、「何であんなことをやっていたのだろう」という思い出がいくつかあるのではないかと思います。
私が小さいころは秘密基地を作ったり、川で手長えびを取ったり、山で遊んだりと、とにかくいろんな場所で遊んでいました。海と川、山が身近な所でしたので、そういうところで遊んでいた記憶が多いのです。
当時は一応ゲーム機はありましたが、今ほど普及はしてなかったと思いますし、パソコンもありませんでしたから、遊ぶのはもっぱら外だったわけです。
今の子供だと、ゲームやパソコンがかなり普及していますから、遊びといえばそういうものが中心となっているのではないかと思います。
もちろん外で遊ぶこともあるでしょうが、都会だと不審者の心配があったり、危険な場所が多くて立ち入り禁止となっているところが結構あったりして、以前よりは機会が減ったのではないかと思います。
筆者が高校生くらいだと、小さい頃の遊びの環境は今の遊びの環境とあまり変わらないかもしれませんが、二十代、三十代ともなると「随分変わったなぁ」と思うのではないかと思います。
外を見ていると、公園で遊んでいる子供でもゲーム機を持っていたり、カードゲームで遊んでいたりする姿をよく見ます。そういった姿と、昔の自分達を比べてみると、結構おもしろいのではないでしょうか。
こういった、「子供が遊んでいる様子」というのは、時代によって異なってきますから、背景描写に描く際には「いつの時代か」を意識しながら書いていくと良いのではないでしょうか。
現代の小説だったら、公園でも「ゲーム機を持った子供」がいたほうがいいでしょうし、少し前だとあんまりゲーム機を持っておらず、縄跳びや砂遊びといったことをする子供が多いのではないかと思います。
もっと前だと、ゲーム機なんてないですから、より昔の遊びを取り入れると良いでしょう。そういう遊びは、年配の人に聞いてみるとよいのではないかと思います。
小さい頃の思い出といえば、遊びだけではなく、子供ならではの変な癖があったりしないでしょうか。
私は何故か、高速道路などの料金所の領収書を親からもらっては、喜んでいた記憶があります。レシート見たいのではなく、色がついた金券っぽいやつだと、なんとなく高級感を感じていました。
あるいは、カレンダーの曜日の部分だけ切り抜いて集めていたり、お菓子のマークを切り抜いて集めていたりしていました。
子供達って、結構集めるのが好きなのかもしれませんね。
実際の行動だけでなく、思想も参考になったりします。小さい頃になりたかった職業や、あこがれた大人、行きたかった場所等、そういうものからも、物語が作れるのではないかと思います。
小説の中には子供が登場することもありますから、こういった子供時代の記憶というのは、なかなか参考になるものです。
思い出せなければ、両親からアルバムや小さい頃に使っていたものを見せてもらうと、当時の記憶がよみがえるかもしれません。そこから、何かおもしろい話ができないでしょうか。