伏線メモを取ってみる
仕事ではよく「メモを取れ」ということを言われますが、作業内容自体だけでなく、その日にやらないといけないこと、自分がやろうと思っていることに関しては、どこかに書き留めておいたほうが忘れないのです。
サラリーマンの人なんかは、手帳や予定表なんかに、よく自分の予定を書き込んでいるので、そういう癖をつけたほうが良いのです。
最近は、机の上に適当な白紙を置いておいて、そこにいろいろやらないといけないことを書き込んでいるのです。たまに見て思い出すので、結構便利なのです。
さて、長編小説を書いていると、前に書いたことを何度も読み返すことがあると思います。例えばキャラの設定がどういう風になっていたかだったり、時間の流れがどうなっているのかだったり、自分の作品でもたまに読み返さないと、矛盾が生じることがあります。
とりわけ伏線なんかは、貼ったはいいが回収し忘れて、読者から見れば「あれは何だったのだろうか」ということになることがあります。
小説の書き方の本には、「伏線となる部分にしるしをつける」などの工夫が紹介されています。後で読み返したときに、伏線となる部分がどこだったかというのを分かりやすくするのです。こうすることで、伏線の回収し忘れを防ぐことが出来ます。
これを見て思ったのですが、それなら伏線となる部分を別のところにメモしておけばいいんじゃないかと思うのです。そうやって「伏線メモ」を作っておき、回収したら消していく、という感じにすれば、どの伏線を使ったかというのが分かりやすいんじゃないかと思います。
今はパソコンがありますから、テキストエディタでコピペして、それを使ったら削除、保存していけば、スムーズに話を進行させることが出来るのでしょう。
また、伏線を回収する手段を思いついたら、その伏線メモにどのようにその伏線を使うか、というのをメモしておきましょう。後で話に詰まったときに、役に立つのではないかと思います。
小説をスムーズに書くためにはメモが必須ですが、こういった細かいところもメモを取ることで、よりしっかりとしたストーリー作成が出来るのではないかと思います。