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16-39.「司法国家」シェリファード(3)

※2018/3/20 誤字修正しました。


 サトゥーです。人々の間でまことしやかに語られる裏社会や闇サイトの噂は、ある種の都市伝説のような訴求力があるのかもしれません。

 あるかどうか、ではなく、いかにもありそうな所が好奇心を誘うのでしょう。





「ドウジィやドゥジイとかで検索してミソ?」

「どっちもヒットしないよ」


 アリサに言われるまでもなく、既に検索済みだ。

 一応、犯罪歴で検索してみたところ、悪人は他の都市と同様にたくさん隠れているのが分かる。


 やはり、犯罪組織ドゥヂィらしき組織名は見当たらない。


「通り名なのかしら?」

「かもね」


 マップ検索だと隠蔽されていても分かるんだけど、今回のような通称が本来の組織名から乖離していると捜しにくい。


「何か特殊な調査手段を使うなら、わたしとセーラは拠点の方に戻っておこうか?」


 アリサが声を潜めて耳打ちする。

 彼女達に神様のバックドア疑惑があるから、気を使ったのだろう。


「いや、今回はいいよ」


 今回はチートな技を使う必要はなさそうだしね。


 それに今のところ、アリサとセーラに装備させているバックドア逆探知用のアイテムに反応はない。

 神様も頻繁にこちらの世界を覗くほど暇じゃないようだ。


 なお、このバックドア逆探知の仕組みは、瘴気や魔力の動きから間接的に神力を計測するモノだ。

 オレの「ユニット配置」やセーラ達が使う神聖魔法では反応しなかったが、先ほど「神の試練」を受託するときに神力に反応する事は確認できたので、ちゃんと動作するはずだ。


「オレはエチゴヤ商会で情報収集してくるから、皆は宿や地元の商会で聞き込みをしてきてくれるかな?」


 オレの提案を仲間達が快諾する。

 路地裏でクロの姿に変身し、エチゴヤ商会の先遣部隊が逗留する宿へと向かった。


「クロ様!」


 先遣部隊はエチゴヤ商会の総支配人エルテリーナ直属の貴族娘だった。

 彼女は召喚魔法が使えるので、密かな情報収集や連絡の手段が豊富だ。


 オレは早速用件に入る。


「――犯罪組織ドゥヂィですか? 有名な組織ですね」


 酒の密造や塩の密輸など手広くやっているそうだ。


「召喚した鼠達で捜してみたんですけど――」


 拠点どころか、構成員すら発見できなかったらしい。


「噂では、近隣の悪徳都市ドドブに本拠があるそうなんですけど、ドドブから来た商人達はそれを否定しているんですよ~」


 悪徳都市というのは通称で、本来は商業都市ドドブと言うそうだ。

 都市国家の一つで、グレーゾーンの商品やサービスを享受できる場所らしい。


「なるほど、では一度ドドブ市に行ってみよう」


 オレは貴族娘に労いの言葉を掛けた後、犯罪組織ドゥヂィについて重ねて情報収集するように頼んでおく。


『犯罪組織ドゥヂィは商業都市(・・・・)ドドブに本拠があるらしいから、ちょっと行ってくるよ』

『わかったわ――でも、一人だからって悪徳都市(・・・・)ドドブでエッチなお姉さんのお店に行っちゃダメよ』


 アリサ達も聞き込みでドドブ市の事を知っていたらしい。


『ああ、もちろんさ』


 無表情(ポーカーフェイス)スキルの補助で、声に動揺や後ろめたさが乗らないように注意しながら即答する。


 しかたない。

 綺麗なお姉さんのお店はまた今度にしよう。





「――ただいま」

「「おかえりなさい、サトゥーさん」」

「早かったわね」


 悪徳都市ドドブから、ユニット配置で宿の部屋まで戻ってきた後、マップを頼りに聞き込みをするアリサ達と合流する。


「空振り?」

「ああ、犯罪組織ドゥヂィ自体は一般人も犯罪者も知っていたけど、接触方法を知っている人は全然見つからなかったよ」


 マップ検索で見つからなかったので、大きめの犯罪ギルドの本拠地に乗り込んで、「尋問」スキルや「交渉」スキルを併用してみたけど、成果なしだった。


「そっかー、こっちも新しい情報はなしね」


 アリサが浮かない顔で言う。


 その時、建物が粉砕されるような音と喧噪が、路地の奥から聞こえてきた。


「うわぁあああああああああああ」

「にげろぉおおおおおおおおおお」

「勇者がくるぞぉおおおおおおお」


 続いて、そちらから人相の悪い男達が悲鳴を上げながら駆けてくる。


「サトゥーさん、後ろに」


 ゼナさんが風晶珠の杖を手に前に出る。

 だが、たぶん彼女の出番はない。


 男達の後ろから伸びた包帯のようなモノが、次々と男達を引き倒して拘束していく。


『「勇者の従者」ジェマ様の自在包帯から逃げられるなんて思わない事ね――って、魔王殺し?』


 兎耳の美女がオレを見る。

 残念ながらバニースーツは装備しておらず、普通に革鎧を着ていた。


 両手に装備した小盾付きの籠手が、男達を拘束した包帯を操る魔法道具に違いない。


『あんた達は悪者を捕まえたの? もたもたしてるとセイギがみんな捕まえちゃうわよ』


 兎耳の美女はサガ帝国語でまくし立てる。

 翻訳指輪を持っていないか、現地語を知らないのだろう。


『彼らは犯罪組織ドゥヂィの構成員なのですか?』

『さあ? 知らないわ』


 まあ、違うんだけどさ。


『ジェマ、そっちも捕まえたか――ア、アリサさん!』


 路地裏から勇者セイギが出てきた。

 なかなか頑張っているようで、鎧やマントが汚れている。


 ぱんぱんとマントや鎧の汚れを払うと、赤い顔をした勇者セイギがアリサの前にやってくる。


「そ、そっちは順調? ですか? こっちはもう犯罪組織を六つ潰して、百人以上の犯罪者捕まえたんだ」


 勇者セイギが誉めてほしそうな顔でアリサを見る。


「へー、すごいわね。どうやったの? サガ帝国の兵士で人海戦術でもした?」

「違う違う、俺がパリオン様から貰った三つあるユニークスキルの内の一つ、『邪悪探索わるものはどこだ』で見つけたんだよ」

「――セ、セイギ様!」


 勇者セイギの後ろにいた文官風の従者が慌てて、彼の口を塞いだ。


「ユニークスキルを口外してはいけないと、裁判の後に注意したばかりでしょう!」

「わ、わかってるってば! そんなに目くじら立てて怒るなよ」


 勇者セイギが反抗期の子供のような顔で従者に抗議する。


 そういえば、裁判の時もユニークスキル『正義心眼しんじつはいつもひとつ』について公言していたっけ。

 さっきの彼の話だと、もう一つユニークスキルがあるみたいだ。

 分かっている二つのユニークスキルが探査や診断系だから、最後の一つは執行系の何かかな?


 探偵や警官をするなら便利な能力だけど、魔王を討伐する事が求められる勇者のスキルとしては微妙な気がしないでもない。


「セイギ、ジェマが捕まえた中に幹部はいますか?」

「ちょっと待って――」


 文官従者の依頼を受けて、勇者セイギが包帯まみれの男達を数秒睨み付ける。

 勇者が最初から神に与えられている「鑑定」スキルだと思うけど、意外に鑑定時間が長い。


「――いない。向こうの部屋で気絶してたハゲと最後まで逃げようとしていたヒゲの二人だけみたいだ」

「ありがとうございます――その二人はサガ帝国の兵士に命じて、拠点のモリュの所に運んで尋問させます」


 文官従者が勇者セイギにそう告げ、兎耳従者の方を振り向いて指示を出す。


『ジェマ、その連中をこの国の兵士達に渡しておきなさい』


 その間にも勇者セイギはアリサに、「この国はお酒が禁止されているから酔っ払いもいないんだって、知ってた?」なんて話していた。


 というか、この国には禁酒法があるのか?


 そういえば食堂はあっても酒場がなかった気がする。

 オレはストレージの中で観光省の資料をAR表示してみた。


 資料には「名産品:特になし」「銘酒:なし」と書かれてある。

 読み流していたが、「特になし」ではなく「なし」なのは、酒自体が禁止されているという事らしい。

 できればこんな紛らわしい書き方ではなく、特記事項として書いておいてほしかった。


 まあ、シガ王国とは国交がない国だし、大使館どころか間諜のたぐいさえ置いていないほどだから、仕方ないのかもしれない。


「セイギ、次は行けますか?」

「ああ、大丈夫だ。『邪悪探索わるものはどこだ』はまだ何回か使える」


 ユニークスキルを公言するなという諫言をまったく分かっていない勇者セイギの答えに、文官従者が渋面になる。

 彼女の気苦労は当分続きそうだ。





「どうする? ご主人様?」


 勇者セイギの能力が予想以上に犯罪者捜索向けだったせいか、アリサの声に焦りがある。


「サトゥーさん、私達も手分けしますか?」

「私も風魔法で探索をお手伝いします! 犯罪者の拠点は瘴気が濃い事が多いですから、上級の風魔法ならある程度絞り込めます」

「私もお手伝いします。神聖魔法の『悪意感知』なら、犯罪者の選別ができますから」


 セーラやゼナさんが手伝いをアピールする。

 二人の魔法なら、勇者セイギと遜色ない検挙ができそうだ。


 まあ、単に犯罪者を捜すだけなら、オレのマップ検索を使った方が早いし正確だ。


 だけど、勇者セイギが言い出した犯罪組織ドゥヂィはそれでは見つからない。

 ここは犯罪者を検挙しつつ司法関係者に聞き込みをするのが良さそうだ。


『悪行を暴き、正義の裁きを下せ』


『不正を正せ、試練に挑む者よ』


 ウリオン神からのオーダーが脳裏を過ぎる。


「……悪行を暴け(・・)? 不正を正せ(・・・・・・)……」


 なんとなく気になったので、口に出して呟いてみる。


「それってウリオン神のオーダー?」


 アリサの問いに首肯する。


「何か、変ですね……」


 セーラが呟く。

 オレと同じく何か引っかかったようだ。


 アリサと一緒に眉を寄せて考えに没頭する。


「――何か変ですか?」


 ゼナさんが首を傾げる。

 残念ながら、ゼナさんに答えられるほど、違和感の正体が明確にできない。


「セーリュー市でも領軍や文官の不正はよく摘発されて処分されていましたよ?」


 ゼナさんがそう付け加えた瞬間、アリサとセーラがガバッと顔を上げた。


「あー!」

「分かりました!」


 アリサとセーラが同時に叫ぶ。


暴け(・・)、よ!」

暴け(・・)、です!」


 それで全て説明したとばかりに、晴れ晴れとした顔でアリサとセーラがオレを見る。


「あの? どういう事ですか?」


 オレより先に、ゼナさんが二人に尋ねてくれた。


「犯罪者達が悪事を働いているなんて普通じゃん?」

「犯罪者が不正を働いているのを正すとは言いません。普通は『犯罪者を裁け』でしょう?」


 なるほど、二人の言わんとする事が分かってきた。


「もしかして、罪を犯しているのは犯罪組織の人達じゃないんですか?」


 ゼナさんが二人の言わんとしている事を確認する。


 つまり、権力者や司法機関の人間が悪事を働いているって事か。

 悪人の悪事も暴くで合っていると思うんだけど、二人が言いたいのはそういう事だと思う。


「少なくとも」

「ウリオン神が暴けって言っているのはそうでしょうね」


 アリサとセーラが首肯する。


「もしかして、犯罪組織ドゥヂィってのは、実体がないかもしれないわね」

「権力者や司法機関の人間が悪事をした時の隠れ蓑に使っているという事でしょうか?」


 アリサの発言に、ゼナさんが予想を口にした。

 悪を裁く側の人間が、裏の悪事を隠す為に作った架空の組織だったら、オレのマップ検索にヒットしないのも分かる。


「アリサ、ゼナさん、セーラさんの三人は、今から言う場所にいる犯罪者達を摘発してきてください」

「――陽動ね」


 アリサが鳴らない指パッチンでポーズを付けながら言う。


「ああ、その通りだ」


 権力者や司法機関の人間と一口に言っても数が多すぎるので、適当に関係しそうな犯罪者達を摘発しまくって、彼らの動揺を誘おうと思ったのだ。


「三人だと包囲が大変でしょうから、飛空艇からリビングドール隊を同行してください」


 陽動には勇者達だけでも十分だと思うけど、彼のユニークスキルは範囲が狭いのか、犯罪者は下町にいると偏見でもあるのか、中心街に巣くう犯罪組織はスルーしているんだよね。


「ご主人様は魔法で監視?」

「さすがに一人じゃ無理だから、援軍を頼むよ」


 アリサ達が飛空艇の方へ駆けていくのを見送ってから、オレは物陰に移動し、ユニット配置で王都から頼もしい援軍を呼びつけた。


 ――ちゅいぃ。


 賢者ネズミのチュー太がオレの掌の上で鳴く。

 前にプレゼントした王様みたいな服や王冠がよく似合っている。


「呼びつけて悪いね、チュー太」


 ――ちゅいぃ。


 気にするなと言いたげな声でチュー太が鳴く。


「この国の偉い人達の悪事を調べたいんだけど、ネズミ帝国の諜報部隊を借りられないかな?」


 ――ちゅい、ちゅいぃいいい。


 小さな手で胸を叩いたチュー太が、任せておけとばかりに雄叫びを上げた。


「じゃあ、頼むよ。一度送り返すから、人員をネズミ広場に集めてくれるかな」


 ――ちゅいぃ。


 こくこくと頷くチュー太をユニット配置でシガ王国の地下道へと送り返す。

 チュー太を頂点とする賢者鼠たちは、シガ王国の王都地下に一大勢力を築き、王都の衛生向上と犯罪抑制に多大なる貢献をしている。

 言葉こそ話せないが、こちらの言葉は理解しているし、簡単な魔法道具の操作もできる。


 チュー太達が集合するまでの間に、アリサ達のサポートをしたり、勇者セイギの動向を追ったりしておこうかな?





 路地裏でじっとしていたら通報されそうだったので、最寄りの橋まで移動する事にした。

 橋の上から水面を眺めているなら、それほど目立たないだろうからね。


「おや?」


 橋には先客がいた。


 昨日の神前裁判でストーカーと断じられていた百人隊長氏だ。


 今にも自殺しそうな感じの深刻そうな顔――。


「――げっ」


 見ている前で、鎧姿の百人隊長が橋の欄干に足を掛けて身を乗り出した。


「待て!」


 オレは一声掛けてから、百人隊長を橋の上に引き戻す。


「放してくれ! 俺なんて生きていてもしかたないんだ! ウェークィの笑顔が見られない人生に意味なんてない!」


 ウェークィというのは、パン屋娘の名前に違いない。


「俺はただ見守っていただけなのに、何が悪いって言うんだ! ドゥヂィなんて、どんなに悪い事をしても誰も捕まえないじゃないか! 世の中不公平だ!」


 なかなか破綻している。


「強いて言えば、やり方が間違っているよ」


 しまった、つい口を挟んでしまった。


「――やり方?」


 百人隊長が恨みがましい視線をこちらに向ける。

 しかたない、チュー太達の準備が終わるまで彼に付き合うか。


「そうさ。直接、ウェークィさんに好きだって告白するとか」

「そんな恥ずかしいマネができるか!」


 女々しい事を男らしい顔で断言されてしまった。

 いや、まずはそこからだと思うんだけど。


「だったら、仲人を間に挟めば?」

「仲人?」

「上司に頼んで、向こうの親御さん経由で結婚を申し込めばいいじゃないか」


 この国の軍人の給料は知らないけど、百人隊長なら家族を養うくらいはできるだろう。


 百人隊長がこの世の終わりのような顔になる。


「それはもうやった。向こうの親が『軍人や衛兵には娘をやれん』と言ってきたんだ」


 戦場で死ぬかもしれない軍人はともかく、衛兵(・・)も?

 パン屋を継がない相手はダメとかなのかな?


「そうか、それは済まなかった。これでも食って元気を出してくれ」


 この都市は酒がダメらしいので、格納鞄から取り出したドーナツの包みを差し出す。


「美味いな……すごく美味い……」


 泣きながら食べるのは止めてほしい。


 ついでに精神魔法の「平静空間カーム・フィールド」「未練変心インコンスタンシィ・リグレット」「精神修復(マインド・リカバリー)」を使って彼の未練を払拭するのをサポートする。


 ――そうだ。


「一ついいかな?」

「なんだ?」


 ドーナツを食べ終わった百人隊長に、追加のドーナツを手渡しながら、さっき気になった事を確認する。


「さっき、犯罪組織ドゥヂィの事を言っていたけど――」


 彼はさっきドゥヂィは「どんなに悪い事をしても誰も捕まえない」って言っていたんだよね。


「ああ、いつもは犯罪者の摘発に熱心な衛兵達だって、おざなりな捜査しかしないし、正義の番人の司法局も司法局捜査官を出そうともしないんだ」


 なるほど、チュー太達が捜査する場所を絞れそうだ。


「どんな事件があったかとかって、どこに行けば調べられるか知っているかい?」

「司法局か衛兵局のどっちかじゃないか?」


 その辺は彼も詳しくないようだ。

 軍人と衛兵は管轄が違うしね。


 まあ、司法局と衛兵局の記録を調べたら、犯罪組織ドゥヂィがどんな犯罪をしていたか分かるだろうし、その犯罪によって利益を得た人達を調べたら、犯罪の証拠を押さえる先も絞れそうだ。


 マップ検索が便利すぎて、そんな基本的な場所を調べる事さえ忘れてたよ。


 オレはドーナツのやけ食いを終えて憑き物が落ちたような顔になった百人隊長と別れ、空間魔法で司法局と衛兵局の記録がある場所を探す事にした。





「そろそろ、準備ができたのかな?」


 マップを確認した限りでは準備ができているように見えるので、オレは路地裏に移動してからチュー太達を一気にユニット配置する。


 なぜか、カラス達も一緒だ。

 どうやら、このカラス達は賢者ネズミ達の使役動物らしい。


 さしずめカラス乗り(レイブン・ライダー)って所かな?


「じゃあ、頼んだよ」


 ――ちゅいぃ。


 信号発信用の魔法道具を持たせた賢者鼠たちを送り込んだ後、オレは犯人が見つかった後の仕込みをしに向かう事にした。


 善人のふりをする悪人は、往生際が悪いだろうからね。



※次回更新は 3/18(日) の予定です。


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― 新着の感想 ―
[一言]  チュー太を頂点とする賢者鼠たちは、シガ王国の王都地下に一大勢力を築き、王都の衛生向上と犯罪抑制に多大なる貢献をしている。 デスヨネー 作者の人は、伏線の張り方が絶妙なので油断成りません。…
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