表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
153/1948

0152




 「皆、お帰り!」


 「「「「「ただいま」」」」」 「ニャン」 「グルゥ」


 「トーカ、随分ゴキゲンだね」


 「そうなのさ! ああ、イエローボアの肉をありがとう。それでね、ウチの旦那がね!」



 まーたいつもの猥談か。右から左に聞き流していると村に帰ってきた感じがするなー。毎日の習慣って言うぐらい猥談してたからさぁ。ダリアやカエデだってそう思うだろう?。



 「もう1人どうだ? って言われたんだよ! でね、私も”いいよ”って言っちゃったのさ!」


 「へー。トーカは年齢的に大丈夫なんですか? 気を付けないといけませんよ」


 「心配しなくてもまだまだ大丈夫さ! 後10人は産めるよ!」


 「流石に10人は無いだろうけど、体に気を付けなきゃ駄目だよ?」


 「そうね。妊娠できるかどうかは神様次第と言うけれど、努力はしないといけないわ」


 「もちろんだよ! 宿の経営は上手くいってるし、息子も使えるようになってきた。あー、早く夜にならないかねぇ!」


 「まぁ、私は産んだ事が無いから、何とも言えないね」


 「それはしょうがないさ。アタシ達不老長寿は、体が男を認めないと妊娠出来ないからね」


 「えっ!? ……そうなのか?」


 「アルドは知らなかったんだね? 不老長寿と言うのは神様の祝福持ちだ。だから神様のお許しを貰わないと、子供を作れないんだよ」


 「それが、ダナが言った体が男を認めるって事なんです」


 「体が認めたって事は、神様からお許しが出たって事さ。ちなみに、アタシ達4人は全員アルドの子供を妊娠出来るよ。アッサリお許しが出たからね」


 「そうだったのか……。スマン、知らなかった」


 「別にいいさ。まだ子供を作る気は無いしね。アタシ達はゆっくり生きられるんだから、急ぐ必要なんて無いんだよ」


 「ですね。このラブラブ状態を、後300年くらいは楽しみたいですね」


 「そうだね。それくらい経ってからかな? 父が子供を欲しがったから、母は早くに私達を産んだんだよ。でも、私達まで早く産む必要は無いから、ゆっくり生きていこう」


 「そういえば、アルメアは長女だが、シュラはどうなんだ?」


 「私は四女ですよ。姉が2人居ましたが、流行り病で亡くなっています」


 「あー、そうだったのか……」


 「気を使う必要は無いよ。父と母が亡くなって、あの子達は生きる気力が無くなったんだ。そのうえでの流行り病だからね、仕方がないのさ」


 「そういえば、避妊薬の効果はどうしてるの? あれは使わなくなっても、10日ぐらいは効果が続くわよ?」


 「「「「えーーーーっ!?」」」」


 「あら? 知らなかったの? 誰もが知ってると思ってたわ。私も昔、妊娠する時に計算して止めたのよ」


 「そうだったのかい……。という事は、10日後から子作り………はぁ、しょうがないね」


 「薬の効果ですからね。待つ以外に方法は無いのでしょう?」


 「ええ。自然に消えるのを待つしかないわ」


 「そういう薬だったんだね。何百年経っても、経験した事が無いと分からないものか……」



 だろうな。経験した事が無いのに理解してるなんてあり得ないし、不可能だと俺は思う。しかしアレだな、今日は猥談じゃなかったな。男が口を出し辛い話題ではあるんだが……。


 真面目な話だし、大事な話だ。……やっぱり始まったか。どうしてそこからアクロバティックに猥談に繋げるんだ? 聞き流しながら食事しよう、丁度夕食が来たし。


 ダリアとカエデと一緒に夕食をとり。猥談をスルーして部屋に戻る。本当にウチの女性陣は男子中学生だよ。頭の中の半分はエロが詰まってる気がする。仕方がないんだろうけどね。


 200年、400年、600年、650年。200年のメルはともかく、他の3人は長い間待ち望み続けたんだ。ようやく手に入れた”女の幸せ”と言ってたからなぁ。


 ……おっ、4人が部屋に戻って来たな。話が楽しかったようで皆が笑顔だ。俺は付き合わないが、楽しかったなら良かった。そのまま4人は流れるように酒を飲み始める。


 ……良いけどさ、凄く自然だったな。青豆出してチビチビ飲み始めたが、2匹もか。まぁ、程々にするようにな。


 俺は手持ち無沙汰なので浄化でもしていよう。今日は服を綺麗にするか。


 何かそう考えると、いつもは汚いのか? って言われそうだが、重点的に綺麗にするだけだ。汚れ1つ見逃さないように、ミクロまで綺麗にするように【浄化】を使っていく。


 粗方綺麗になったので終わろうと思ったら、全員分を頼まれたので再び【浄化】を使い綺麗にしていく。女性の下着なんだが……俺が作ったからか誰も気にしてないな。



 「スンスンスン……。全く匂いがしないね」


 「そうですね。綺麗ですけど、ちょっとガッカリです」


 「そうね。アルドの匂いがしないわ」


 「そうなると、唯の下着だね」



 そうならなくても唯の下着です。……っていうか、男の下着に顔を埋めるのは止めような。他の誰も見てないから良いけど、見られたら唯の変態だからさ。出来れば止めとこうか。



 「??? ……別に見られたって気にしないよ?」


 「そうですね。アルドの匂いを嗅いでいるだけですし」


 「ええ。これぐらい何の問題も無いわ」


 「そうだね。主様の匂いを吸い込んで堪能したいだけさ」



 何か、真顔で返されたぞ。何でだ? 俺が間違ってるのか? いや、幾らなんでもそれは無い。堂々とし過ぎてて、俺が間違ってるかのような錯覚を起こしてるだけだ。


 危なく騙されるところだった……そう安堵していたら、ベッドに連れて行かれた。どうやら2匹は寝てしまったらしい。【房中術】を精密に緻密に使い、優しく撃沈しておいた。


 最近、俺まで夜の事で技術が向上してるんだよ。下界に降りた頃だと、ここまで上手く精密には使えなかった。向上してる理由がアレ過ぎるが……上手くなってるんだからいいか。


 浄化も終わったし、そろそろ寝よう。今日も1日お疲れ様でした。



 <異世界89日目>



 おはようございます。今日は武具を作る日ですが、農具も作るかもしれません。場合によっては、材料を追加で採りに行く必要があるな。まぁ、それもこれもギルドに行ってからだ。



 「おはよう。ダリア、カエデ」


 「ニャッ」 「グルッ」



 また突撃して顔を押し付けて来てる。それ、好きだな。もしかして、匂いが無くなったから押し付けて来てる? あれか、2匹にとっては日光で干した布団みたいなもんか。



 「「「「チュッ! おはよう、皆」」」」


 「おはよう、皆」 「ニャ……」 「グ……」


 「今日はギルドで、あの子達の面倒を見ないとね」


 「どこかで死なれるのも腹立たしいですから、キッチリ鍛えてやりましょう」


 「そうね。厳しさというものを教えてあげないと」


 「まぁ、死ぬよりはマシだろうさ」



 かなり厳しく指導するみたいだな。結構な迷惑を掛けられたとはいえ、死なれて喜ぶ相手でもないしな。昨日のサブマスになってたゴミなら「ザマァ」としか思わないが。


 ゆっくりイチャイチャして全員が満足したら、1階の食堂へと下りる。大銅貨7枚を支払い朝食を待っていると、女将さんがやって来た。何だか歩き辛そうだったが……。



 「おはよう、皆」


 「「「「「おはよう」」」」」 「ニャン」 「ガルッ」


 「どうしたんだい、トーカ? 何だか歩き辛そうだけど」


 「昨日の夜、ちょっと。……イエローボアの肉で旦那が凄くてね」


 「そういう事だったのね。腰に力が入り辛いのでしょう?」


 「そうなんだよ。歩き辛いけど、幸せだから気にしないで」


 「それは良かったですね。私も偶には……」


 「それはないぞ。4人とも気付いてないかもしれないが、体は相当に頑強になってる。だから、そういう風にはならないんだよ」



 どれだけ邪生の心臓を食べたと思ってるんだ? 弱い訳がないだろうに。



 ▽▽▽▽▽


 0152終了時点


 大白金貨1枚

 白金貨2枚

 大金貨14枚

 金貨62枚

 大銀貨79枚

 銀貨47枚

 大銅貨63枚

 銅貨5枚


 ヒヒイロカネの矛

 アダマンタイトの小烏丸

 ヒヒイロカネの小太刀

 真っ黒な金砕棒

 剣熊の爪のサバイバルナイフ

 アダマンタイトの十手

 二角の角の戦斧

 王角竜の帽子

 王角竜の革鎧

 剣熊の骨の半篭手

 真っ黒な指貫グローブ

 王角竜の剣帯

 王角竜の脛当

 強打猪の革のジャケット

 強打猪の革のズボン

 真っ黒なブーツ

 大型のアイテムバッグ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ