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[4a-30] FILE:赤薔薇の触書
一 死せる者たちに苦しみがあらん事を
二 己の解放を求めるのであれば、二つの死を捧げること
三 全ての解放を求めるのであれば、最も罪深き者の苦しみを捧げること
彼方にて流されし血に
幾許の価値も認められぬのであれば
そなたらの流す血にも
また幾許の価値も無し
悟れよ罪を
悔いよ罪を
雪げよ罪を
そなたらがその罪を正義と信じたのであれば
やがて正義は悪に屈するであろう
シエル=テイラ亡国 国主代理
ルネ・“薔薇の如き”・ルヴィア・シエル=テイラ