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[4a-26] FILE:滅月会文書 魔ヲ退ケル武器之事
銀鞭。
其は罪人を奈落へと繋ぎ止める天の鎖なり。
無限なりしは神の力、神の叡智。
その総てを七十と七の刃に打ち収め、慈悲の涙の如き一筋の鎖にて連ねるべし。
聖なる泉にて祈り清めし後、贖いの血を宿し、以て退魔の武器となりぬ。
其は空を泳ぐ魚の如くして自在なり。
打ち振らば百の魔を祓い、巻き討てば影をも灼き滅ぼす。
裁きを願わば剣と成り、護りを願わば盾と成ろう。
裁けども滅ぼさず、罪を清めんと欲する者、此を手にするべし。
滅月会の隊士は各人一つ、己に適合した神聖武器を持ちます。
主に剣かメイスで、銀鞭はぶっちゃけ少数派のキワモノ枠。