どんな服がいいかな?
・・・・・
シルビィへ。
ユウスケと同じ学校、行けることになったよ!
それで、これから花見なの♪
出来るだけモンスターとエンカウントしないように
お願いね。
あと、念のためシーフの装備もそろえてくれる?
ユウスケのお友達、巻き込んじゃったから…。
リノンより。
・・・・・
・・・・・
お姉ちゃんへ。
了解!
こっちの事は気にしないで?
お花見羨ましいなぁ…。
楽しんできてね!
シルビィより。
・・・・・
私はシルビィに報告とお願いをすると、
パジャマを脱ぎ捨てて、服とにらめっこをする。
「う~ん…ユウスケの友達も来るし…。」
「トントン」
「どうぞ~。」
「入るよ。」
あ、ユウスケ。
「服が決まらなくてね…。」
「!?」
ん?
ユウスケの反応がおかしい?
「どうしたの?」
「い、いや…その…。」
変なユウスケ。
私から顔を背けて…って!
「きゃうん!」
「し、失礼しました!!」
…ユウスケ、逃げた…。
まぁ、いいかぁ。
じゃあ、動きやすい格好で、白のブラウスに紺のズボンでいいかな?
「ユウスケ、お待たせ!」
「あ、うん…。」
あ、ユウスケまだ顔が赤い…。
「ねぇ…今の恰好と、さっきの姿、どっちが好き?」
「!?」
…反応可愛いなぁ…。
「じゃあ、行こっか♪」
私はユウスケの手を取り、玄関に向かう。
「行ってらっしゃい!
あまり遅くならないようにね!」
「は~い!」
お花見、楽しみだなぁ…。
どんなお花かな?