23代目デウス・エクス・マキナ　～イカレた未来世界で神様に就任しました～

　21世紀の男子高校生・神代賢（かじろまさる）は、目覚めれば30世紀の未来世界で『神』となっていた。

　そこは宇宙に浮かぶ、壊れゆくコロニー。
　奇形魚だらけの汚染された人工海は七色の湯気を立て、殺人杉の花粉が杉ゾンビを生み出し、無法地帯には重武装犯罪組織やサンタクロースカルト過激派が跋扈する。
　管理権限者は様々なシステムを操作し天変地異すら引き起こせることから『神』と呼ばれ、その辺のカラクリを知らない一般市民に信仰されている。
　しかし今やコロニーに本物の『神』はおらず、代わりに『教会』が神の名を騙ってやりたい放題するディストピアと化していた！

　勝手に800年以上コールドスリープさせられていた賢は勝手に『神』としての権限を付与され、そんなイカレた世界で目覚めさせられる。
「……ちょっと待て、俺にどうしろって言うんだよ！？」

　偽神をシンボルとする『教会』にとって、本物の『神』はもちろん邪魔でしかない！
　生き延びろ！　そして、ブラックジョークめいたディストピアと化した世界を救え！
　愚かなる背教者たちを駆逐すべく、神は正しき信仰を（物理的に）示す！

★2018/1/5　タイトル・あらすじ修正　ジャンルをローファンタジーへ移動