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可愛い子ども

隣の子の親が来た。美しいのだろうと思っていたが美しいというより可愛らしいという表現の方が合っている感じの人?だった。

なぜ"人?"という風にしたのかというと、その母親は頭の上にぴこぴこ動く犬耳があり、更にお尻の少し上にはとても嬉しいのが分かる程に勢いでブンブンと風切り音がなっている尻尾があった。つまり世にいう獣人という姿なのである。だから"人?"という表現になったのである。ただ、その耳と尻尾だけで可愛らしいと思ったのではなく、ちゃんとした理由がある。まず目がくりくりしており、鼻は普通の人と同じで、次に体つきはなかなかに良いものだった。

上から、程よく膨らみがある胸部、きゅっと細く引き締まったウエスト、大きなお尻。つまり、ボン・キュ・ボンとまではいかずとも出るとこは出ているという感じなのだ。そして身長はどちらかというと低めの部類に入るであろうものだ。つまり、ちょっと言うのはあれだけど、ロリ体型に近く胸もある。これを褒めずして何を褒めるのか。

さて、そんな可愛らしい隣の子の可愛らしいお母さん。自分の子どもを見るなり

「きゃ~~~!見て見てうちの子、すっっっっっごく可愛いわ!!」

「し~~、静かにして起きちゃうでしょ!?それとずいぶん溜めたわね!?」「ふぇぇ、ふぇぇ!」「きゃ~~~!声も可愛い。この子なら目にいれても痛くないわ!」「はいはい、分かったから!お願いだから静かにしてて!もう一人も起きちゃうでしょ!」

「そうね。うん、そうだわ」「よ~しよし、もう大丈夫だからね~。ほ~ら怖くない」「ねっ、ねっ、私も抱っこする!」

「子供みたいに言うんじゃ無いの。ほら、しっかり抱っこしなさいね」「もちろん!ほら、おいで。はぁ~~~可愛い。」「まったく。あら?あなたも起きちゃたの?」そう言って僕の方に来た、先ほど魔術師と呼ばれていた女性。そしてさっきは気付け無かった違和感の正体が女性の耳にあることに気づいた。そう、女性の耳がついている位置は普通なのだが形が少し違くて耳の先が尖っているエルフ耳だったのだ。

「どうしたの~?そんなにまじまじ見て~」「? どうかしたの?」「いやね、この子が私の耳をじっと見てるような気がして」「そんな、赤ちゃんがそんなことするわけ無いわよ。それは、貴女の自意識過剰よ」「それもそっか。よ~しよし、こっちにおいで」そう言って、ひょいと魔術師と呼ばれていた女性に持ち上げられて改めてその身体を見る。綺麗に整った顔、鼻筋はスッと通っている。胸はずっと言っている通りとても大きなもので、抱っこされると必然的に胸の側にやってくるので感触も分かるのだか柔らかいのに張りがありなんとも言えない幸せな感触なのだ。僕も男なのでどうしても揉みしだきたくなるがそこで変なことをしても怪しまれるだろう。なので此処は大人しく抱っこされていようと思っていると、

「それにしても綺麗な目ね。なんだか見透かされている様な気になるわ。」「へぇ、本当に綺麗な目だこと」「ふむ‥‥もしかすると…」「もしかすると?」「いえ‥なんでもないわ。それよりも、貴方早く帰らなくていいの?」「え?もうそんな時間?」

「いや、まだだけど買い物やら準備やらがあるでしょ?」

「それもそっか。うん、今日はこれくらいにして帰るね」

「そうしなさい。家に待ってる人がいるんだから」「ふふっ、羨ましいか。この独り身」「違いますー、私につり合う男がいないんですー」「ごめん、ごめん。そんなむくれないでよ」

「いいから、もう帰れっ!私はもう閉める準備するから」「うん

それじゃ今度こそ帰るね。バイバイ」「……バイバイって子供っぽくない?」「悪かったわね、子供っぽくて」「いいえ、貴方らしいと思っただけよ?」「それ、誉めてないから」「まぁ、それじゃ、またね」「またね」

そうして家に帰って行く途中であろう姿を見送った後

「君はこれからどんな人生を送るんだろうね?きっといろんなことに巻き込まれるかもだけど、それを決して悲観しないでね」

「願わくば、あなたの行き先に沢山の幸せと良い出会いがあることを」

と言われて僕はこれからの人生に期待半分不安半分の気持ちになっていた。

少し前に風邪をひいて約2週間も治らなかったので書くのが休みがちになっていました。

ですが十分な休みを取ったのでこれからも頑張っていくので応援お願いします。

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