初めまして、さようなら
勢いで書き始めたので至らない点があるかもしれませんが優しく見守ってくださいm(_ _)m
突然ですが、僕は今生命の終わりを感じています。
何故こんな状態なのかご説明いたしましょう。
事の発端は数時間前になります。
僕はわりと何処にでもいるようなごく平凡なただの男子高校生でした。強いて言えば名前がちょっと,名字は良いんですが名前がな~って感じでそれが"佐藤希"
"佐藤"はまんま"サトウ"で良いんですけども問題は名前の"希"男ならこう書いてあっても"のぞむ"って読むと思うんですけど正しい読み方が"のぞみ"運動はごく平凡とは言い難く女子にも負けるくらいの物で友人達からは貧弱なんて言われるほどで、頭の方は平均、天才とかバカとかでもない。顔はどちらかというと中性的です。そんなこともあって一時は男女なんて呼ばれていた事もありましたが若干オタク趣味があったのですぐにそんな風には呼ばれなくなりました。
そんな僕には兄妹がいました。兄と姉それに弟と妹そして僕。
上二人はそれこそ天才ですがストレスがたまるといきなりヒステリックになってしまうほどに心が弱く宥めるのが大変で、下は思い通りにならないとすぐ暴力を振るってくるので言うことを全て聞かないといけないのでした。
そんな家族に嫌気が差しながらも僕は毎日を過ごしていました。
そして今日帰る途中たまたま男性にぶつかってしまったので
謝ろうとした時にその人は突然息を荒くしてズボンのポケットからナイフを取り出したのです。僕は身の危険を感じたので逃げようとしたのですが運悪くその男性の近くにいた女子高生らしき子が驚いて腰を抜かしてしまった様子で今になってみればどうしてあんな事をしたのか自分でも分からない。でもその時はそうしなければいけないような気がしてその女の子を助けようとナイフを持っている男に「おい、こっちだ。お前なんて誰も怖くないんだよ。かかってくるならかかって来い」‥‥なんて言ってしまったのだった。
その後は必死になって逃げて交番に行こうと思って近道の裏道を行こうとしたけれど案外男は足が速くあっという間に追い付かれそうになって怖くなって警察に電話して助けを呼ぼうとして電話が繋がった時に男に捕まってしまい少し抵抗はしたがめった刺しにされてしまったのでした。そして冒頭になります。
まわりには自分の体から出たと思われる大量の血が大きな赤い血溜まりを作っていた。
「あ~あ、こんなに血が出ちゃてるよ。こんなに血が出てたらさすがに死ぬかも。でも最後に…誰かの…役…に…たてた…なら…まぁ…良い…最後だったかな?」
後悔はしていない、人の役に立って終わるならそれは良い終わりだと思っているから。
「あ~そう…いえば、こんな…風に人…を助ける…終わり方…したら転生…するっていう…のがアニメとかの…お決まり…だ…よ…ね」
それなら来世に期待を掛けよう
さてそれなら来世は優しくてカッコいい兄と可愛くて綺麗な姉と可愛い妹と弟がいて、優しくて可愛くて朝遅刻しそうになると起こしに来てくれる様な幼馴染がいると良いな。
そんなことを思っていると段々と意識がフェードアウトしていったのでした。
これが僕の佐藤希としての人生の終わりです。
初めてこういったものを書いたので何かご指摘がありましたらコメント欄で教えて頂けると有難いです。
露骨なコメ稼ぎみたいになってすいません。