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桜の国チェリンと七聖剣【百七】


「……裏切りの七聖剣フォン=マスタングね?」


 会長がそう確認を取れば、細身の男はピクリと反応を示した。


「その顔、何度か見覚えがあるな……。確かロディスの娘、名はシィ=アークストリアだったか。なるほど、えらく情報が速いと思ったら、父から話を聞いたというわけか」


 フォン=マスタング。


 背まで伸びた、まっさらな黄金(こがね)色の髪。年齢は二十代半ば、身長は百七十センチほどだろう。どこか冷たい印象を抱かせる、端整な顔立ち。剣士にしてはやや細身な体。聖騎士の純白の隊服の上から、漆黒の外套(がいとう)(まと)っている。


(この人がフォン=マスタングか……)


 昨夜遅く、会長が話していた裏切り者だ。


「ちょ、ちょっと会長……!? 『裏切りの七聖剣』って、どういうことですか!?」


「七聖剣が裏切ったなんて、初耳だぞ!?」


 事情を知らないリアとローズは驚きの声をあげ、


「い、いやいやいや……今から七聖剣とやり合うの? マジ?」


「な、なんかお腹痛くなってきたんですけど……」


 リリム先輩とフェリス先輩は既に腰が引けていた。


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