表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

330/445

桜の国チェリンと七聖剣【百一】


 迎えた春合宿最終日。

 なんと言ってもこの日は、バッカスさんから桜華一刀流奥義鏡桜斬を教えてもらう大事な一日だ。


「――よし、いい調子だ」


 柔軟・ランニング・素振り。早朝から軽いメニューをこなした俺は、気力と体力の充実具合に拳を握る。


(しかし、ふふっ……。楽しみだなぁ……っ)


 かつて世界最強の剣士とまで言われた、バッカス=バレンシア。

 そんな彼が放つ、桜華一刀流の奥義。


(果たして、いったいどれほどの斬撃なのか……)


 期待に胸が膨らんでしまい、さっきからどうにも落ち着かない。


(とにかくこれは、一生に一度あるかないかの機会だ。絶対無駄にはできないぞ……!)


 俺は大きく深呼吸をして、なんとか心を静まらせようとする。


「ふぅー……っと、もうこんな時間か」


 ふと時計を見れば、時刻はお昼の十二時。

 そろそろ、みんなでお昼ごはんを食べる時間だ。


「よし、行くか」


 タオルで軽く汗を拭ってから、アークストリア家の食堂へ向かう。

 それから俺は、リア・ローズ・会長・リリム先輩・フェリス先輩――みんなで一緒に春合宿最後の昼食を取った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ