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桜の国チェリンと七聖剣【九十七】


「極秘会談の開催地が決まった直後、タイミングよく聖騎士長様のもとを訪れたリゼ=ドーラハイン。彼女が闇と深い繋がりを持ち、驚異的な情報網を有することは、とても有名な話なの。『あのきな臭い女狐が、精神干渉系の魂装で情報を横抜きし、それをそのまま帝国へ売り付けたに違いない』――首脳陣の間では、そんな声がいくつもあがったわ」


 会長はそう言って、リゼさんが槍玉に挙げられた経緯を説明してくれた。


(彼女がどういう人なのかを知ろうともせず、誰が流したかもわからない悪評に踊らされる首脳陣……)


 彼らについては、正直いろいろと思うところがあるけれど……。


 ここで一人、苛立っていても仕方がない。


 俺はひとまず気持ちを落ち着け、話を先へ進めることにする。


「……それで天子様はなんと?」


 会長はさっき、天子様だけはリゼさんを犯人扱いしなかったと言っていた。


「『情報の出揃っていない現時点では、発言を差し控えさせていただきます』。そうして判断を一旦保留にしたそうよ。まぁそれというのも全て、アレンくん(・・・・・)()機嫌を(・・・)損ねたく(・・・・)なかった(・・・・)から(・・)でしょう(・・・・)()


「……え?」


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