久遠の僕と永遠なる君

物語の概要
　この物語は、お師匠様と呼ばれる魔法使いが別の世界から突如としてやってきた存在に魔法を教える物語です。
　 お師匠様は元々感情の起伏が希薄な人でした。そんなお師匠様が後の弟子レーテリアと出会い、笑ったり嫉妬したり物語が進むごとに色んな顔を見せてくれるようになります。そして、恋したりも...。
　お師匠様はいつも通り、弟子レーテリアを呼びます。返事は帰ってきません。来てしまう寿命。お師匠様は不老不死である故、死んでしまうことはありません。ですが、弟子には寿命があります。約150年でした。「楽しかったです、さようなら。...なんて、できるわけないじゃないですか。」弟子が眠りについた後、お師匠様は弟子を綺麗にして魔法（保存）をかけます。決して目覚めることがないと思っているのに、別れを認められなくてずっと待ちます。...目覚めた。弟子は尋ねます。「すみません、どなたでしょうか」...記憶がない？ 困惑するお師匠様を置いて、弟子は支度を済ませ、出ていこうとします。出ていこうと する弟子を引き止めるお師匠様。ここから、また彼らの第二の物語が始まります。
　この物語は全部でn回目の人生分あります。n回分で人間の友達ができたり、先生になったりで色々。