台所でせかいをかえる

作成ユーザ: 朧月
台所で、世界をかえる
伸子と響香は、ガーデニング教室で出会い、30年来の親友になろうとしている。コロナ禍には、同窓生の会「花人クラブ」の幹事を引き受けたが、試みた企画はことごとく不発に終わり、結局、幹事だよりを出すだけの日々だった。

そんな二人の人生に転機が訪れる。コロナが終息に向かった矢先、伸子は突然、長い旅に出てしまう。そして、しばらくして帰ってきた伸子を迎え、二人は再会を果たす。その再会が、過去と未来をつなぐ物語の始まりだった。

ある日、響香は、若き日の父が持ち帰ったらしいアラビア語のメモを見つける。何が書かれているのか分からないまま手に取ると、伸子がアプリで解析し、それがレシピだと判明する。カルダモンの香りに包まれながら、伸子は旅の記憶を辿り、響香は父の知られざる一面を想像する。

物語の中盤では、二人の過去と現在が交差する。伸子が長旅へ出るきっかけとなったのは、名古屋への初めての一人旅。そこでの珍道中、そしてダビデという不思議な人物との出会いが、彼女をさらなる未知の世界へと導いた。最終的に、伸子は民間の水道インフラの国際チームに加わり、世界各地を視察することになる。

一方、響香は自らの記憶を辿る中で、妙蓮寺や知覧といった土地に秘められた歴史に思いを馳せる。かつての悲しみが、どのように未来の発展へとつながっていったのか。その流れは、まるで海へと注がれる川のように、響香の心を動かしていく。

物語は、パズルのように断片をつなぎながら進む。伸子の視察旅行の報告書が完成し、響香の記憶もまた、一つの形をなしていく。そして、物語の終盤。伸子の長旅のお土産——ある箱が開かれる。その中には、二人の時間を超えた絆と、未来への新たな扉が待っていた。

台所シリーズ 第1部 「台所で世界をかえる」 ただいま編

台所で、世界をかえる あらすじ 伸子と響香のふたりは、ガーデニング教室で知り合った友達で、もうすぐ30年来のともだちになる。 コロナが、ようやく終息にむかったとき、伸子は、急に長旅にでてしまう。 //
作品情報 N5427KI 完結済 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 04月 12日
最終掲載日:2025年 05月 16日
キーワード: 女主人公 明治/大正 昭和 平成 日常 私小説 ネトコン13 集英社小説大賞6 HJ大賞6 春チャレンジ2025

第2部 台所は世界をかえる(長旅編)

あらすじ:伸子の長旅 伸子の長旅は、いったい何だったのだろうか? そこで出会った仲間たち—— ダビデ、ジェリー、バラ子、トレーナー、ギター、トム。 言葉を交わし、笑い、沈黙を共有した日々。 その//
作品情報 N3781KJ 完結済 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 04月 20日
最終掲載日:2025年 05月 08日
キーワード: 集英社小説大賞6 シリアス ほのぼの 女主人公 昭和 平成 日常 ネトコン13 BK小説大賞 HJ大賞6 GOマンガ原作者大賞 台所

第3部 台所が世界をかえる(妙蓮寺)

妙蓮寺の井戸の渋沢栄一氏の影をかんじた響香。 最初に蛇口をひねったのはだれか?それがしりたいわけではなかった。 ひきつけられる妙蓮寺のものがたり。 そして、家族のものがたり。 謎のレシピ その日にちあ//
作品情報 N9196KJ 連載中 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 04月 25日
最終掲載日:2025年 05月 07日

第4部 台所と世界はかわる (知覧)

かつて特攻隊が空に向かった町。知覧。 いまは、茶畑が広がる。響香は、知覧にいった。
作品情報 N9459KJ 連載中 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 04月 25日
最終掲載日:2025年 04月 29日
キーワード: BK小説大賞 HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 明治/大正 昭和 平成 現代 戦後80年

台所シリーズ 第5部 「台所の世界をかえる」(間奏)スマホの夜会 

伸子と響香 スマホで台所で夜会 わざわざ人にきかせるはなしじゃないんだけど、、、。酔いの勢い?まあいいか。か、、、 お付き合いしてくれた方に、あらためて感謝いたします。 明日の未来が、平和になりますよ//
作品情報 N9559KJ 連載中 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 04月 25日
最終掲載日:2025年 08月 04日
キーワード: 123大賞6 スピアノベルス大賞1 パッシュ大賞 アイリスIF7大賞 アイデジIR大賞 女主人公 昭和 平成 現代 HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6

台所(きっちん)と世界をかえる?  ポエム集   響香

「台所でせかいをかえる」 その中で 響香のうたった 詩を あつめてみた。
作品情報 N1029KK 連載中 純文学〔文芸〕
掲載日:2025年 04月 27日
最終掲載日:2025年 05月 31日