君たちシリーズ
この世界には、「消える人間」がいる。
誰にも気づかれず、誰にも思い出されず、
名前すら、記録すら、存在の証すら——すべてが失われていく。
それはまるで、この世界から最初からいなかったかのように。
誰かを好きになること。
誰かを失うこと。
そのどちらかが引き金となって、「抜け殻(ぬけがら)」は生まれる。
これは、名前を失った“君たち”と、
名前を呼ぼうとした“僕”の、
不完全で、不確かな、物語たちである。
誰にも気づかれず、誰にも思い出されず、
名前すら、記録すら、存在の証すら——すべてが失われていく。
それはまるで、この世界から最初からいなかったかのように。
誰かを好きになること。
誰かを失うこと。
そのどちらかが引き金となって、「抜け殻(ぬけがら)」は生まれる。
これは、名前を失った“君たち”と、
名前を呼ぼうとした“僕”の、
不完全で、不確かな、物語たちである。
君たちの両親は、ここにはない
ある日、恋人が言った。
「親御さんに、挨拶したいな」
その瞬間、僕は気づいてしまった。
僕の家には、妹がいる。──でも、それ以外が思い出せない。
忘れたわけじゃない。最初から、いなかったわけでもない//
掲載日:2025年 05月 07日
最終掲載日:2025年 05月 13日
作品に含まれる要素:
R15
キーワード:
BK小説大賞
HJ大賞6
ネトコン13
春チャレンジ2025
ギャグ
シリアス
ダーク
男主人公
現代
青春