いざない新世界

灯葉(とうは)には生まれつき、右腕に大きなアザがあった。
産まれたときは心配されたものの、なんの問題もなく健康に成長することができた。

ある日、土砂降りの雨の中でドレスを纏った少女に出会う。
少女が灯葉の右腕を握りしめた瞬間、世界は姿を変えた。

そこは見たことのないような景色が広がる異世界であった。
奇妙な世界に戸惑いつつも歩みを進める灯葉。
ふと右腕を見ると、妙な液体がアザから滴っていた。

この世界は一体なんなのか。
少女の正体は。
神秘を秘めた異世界を、彷徨い歩くファンタジーです。