さやか…昭和を駆け抜ける〜13歳からはじまる恋と自由の行方〜

昭和60年代。
13歳のさやかは、学校の門を閉ざされたことで “自由” を手に入れた…はずだった。

だけど、家では義父の不機嫌に怯え、母はいつも下を向いている。
友人や先輩の家、夜の街――どこに行っても、本当の「自分」が見つからない。

それでもチェッカーズを聴きながら、恋をして、バイトして、逃げ場を探して…。
やがて大人になっていくさやかが、10代・20代・30代・40代・そして50代へ。
そのとき、彼女は「本当の居場所」を見つけられるのか？

昭和レトロな空気感、そしてアンダーグラウンドな世界観とともに、さやかが歩む 波乱の恋愛遍歴 と 人生の岐路 を描く連作シリーズ。
さやかの人生にそっと寄り添ってくださると嬉しいです。