蓮花が枯れる頃にキミを愛せる

作成ユーザ: 時田とき子
 もし神様がいるのならば、叶えて欲しいことなどたくさんあった。だがどうしてもその中からひとつ選べと言われたなら、今この瞬間は【ここから消え去りたい】と願うだろう。

 叶うはずのないその願いは、彼女を愛し子と呼び、さらには幾百年前の愛を真に変える為だと語る少年によって叶えられる。だが少年の歪んだ執着は、彼女の願いを素直に叶えるものではなかった。何故ならば目が覚めるとそこは現代ではなく、人の影に妖が巣食う江戸の町であったのだ。
 【祓い師】と名乗る妖怪退治を生業にする男達のもとに身を寄せながら、彼女は現代へ戻る方法を模索する。一方、その心のうちは【母親殺し】という自らの罪が残るあの時代へ戻ることを拒絶し、歪んだ形とはいえ叶えられた願いへの依存が渦巻いていた。

【愛さずにはいられない。待たずにはいられない。例えそれが、狂気の沙汰だとしても】


※乙女ゲーム風あれこれ。昔サイトで連載していたものを書き直して連載しております。
※歴史が専門分野ではないアマチュアの字書きが本を片手に趣味の範囲で書いております。時代とそぐわない描写等ございましたら都度ご指摘いただきますと助かります(話の流れで改変している場合も御座います。その場合は何卒御容赦ください)

蓮花が枯れる頃にキミを愛せる

 もし神様がいるのならば、叶えて欲しいことなどたくさんあった。だがどうしてもその中からひとつ選べと言われたなら、今この瞬間は【ここから消え去りたい】と願うだろう。  叶うはずのないその願いは、彼女を//
作品情報 N0879FI 連載中 異世界〔恋愛〕
掲載日:2019年 02月 17日
最終掲載日:2020年 01月 26日
作品に含まれる要素: 残酷な描写あり
キーワード: 乙女ゲーム シリアス 女主人公 和風 和風ファンタジー 妖怪 恋愛 江戸 鬱展開 逆ハー