城郭拾集物語
煙のないところに火はたたず、事実のないところに伝説はない。
記録と物証の残る歴史を史実といい、口伝による歴史を伝説という。
しかし口伝とは時の人の生きる社会情勢や時代背景により変化する水物で、その内容は極めてあいまいさを残したままやがて定型化する。
また史実は事実を正確に伝えているかもしれないが、その時代を生きた人の数に比べればほんの微々たる部分の切り抜きでしかない。
ゆえに史実は全てでなく、本当の歴史の真実は常に闇の中に隠されている。
しかし伝説と史実を重ねて歴史を読み解けば、今より真実に一歩近づけるかも知れないと筆者は思う。
そして真実とは、自分という一個の己の中でしか見いだせないものだとしたら、それを触発するのが物語の使命かも知れない。
城郭拾集物語は、そんな挑戦を試みた短編小説集だと思っている。
記録と物証の残る歴史を史実といい、口伝による歴史を伝説という。
しかし口伝とは時の人の生きる社会情勢や時代背景により変化する水物で、その内容は極めてあいまいさを残したままやがて定型化する。
また史実は事実を正確に伝えているかもしれないが、その時代を生きた人の数に比べればほんの微々たる部分の切り抜きでしかない。
ゆえに史実は全てでなく、本当の歴史の真実は常に闇の中に隠されている。
しかし伝説と史実を重ねて歴史を読み解けば、今より真実に一歩近づけるかも知れないと筆者は思う。
そして真実とは、自分という一個の己の中でしか見いだせないものだとしたら、それを触発するのが物語の使命かも知れない。
城郭拾集物語は、そんな挑戦を試みた短編小説集だと思っている。
城郭拾集物語⑦ 長野真田屋敷 『於北のまつ』
筆者がお城をめぐって現地で思いついた物語をつづる『城郭拾集物語』シリーズ7です。
今回は長野県の真田氏の御屋敷と真田氏本城が舞台です。主人公は真田昌幸の兄であり、真田幸村(信繁)の伯父にあたる真田信綱//
掲載日:2020年 11月 11日
最終更新日:
2025年 05月 19日
キーワード:
戦国
群像劇
古典恋愛
史実
時代小説
真田信綱
真田幸隆
真田昌幸
真田幸村
武田信玄
上杉謙信
忍術
真田忍者
川中島の合戦
甲陽流
城郭拾集物語① 愛媛松山城 『金貨のエンゲージ』
2010年、愛媛松山城二の丸大井戸跡から古い金貨が発見された。
そこにはロシア捕虜兵と日本看護師の二人の名前が。。。
日露戦争当時、捕虜収容所があった松山が舞台。
筆者が松山城にて拾集した逸話がモチ//
掲載日:2017年 08月 07日
最終更新日:
2020年 11月 12日
キーワード:
悲恋
史実
明治/大正
近代
日露戦争
捕虜
ロシア
日本
四国
愛媛
松山
兵士
看護婦
戦争
ソローキンの見た桜
城郭拾集物語④ 中国戦国時代 楚の国 呉城『春妃秋天』
紀元前中国戦国時代の物語
掲載日:2019年 02月 15日
最終更新日:
2021年 05月 06日
キーワード:
悲恋
史実
時代小説
中国
戦国時代
楚
呉
春申君
李園
史記
列伝
函谷関
考烈王
趙