Ｋの短編

隕石の衝突で地軸が曲がり、地球は「昼のエリア」と「夜のエリア」に別れた。太陽が平等ではなくなった世界。２４時間、日が沈まない「昼のエリア」に住む少女・ミヤは、兄のように慕う青年・デライジに会いに行くの//

住んでいるアパートをボヤ騒ぎで失った男子大学生。美人の不動産職員・不動さんに連れられて、物件を内見に行く。一晩泊まれるサービスを使って、変わり種の物件に泊まってみるのだが……住宅コメディです。

老人は、孫娘の誕生日に毎年「くまのぬいぐるみ」を送り続けていたが、今年で最後にするという……その理由は？

塗装業者をクビになったばかりの三十代、瀬戸力也は昼間から居酒屋で飲んでいた。百キロを超える巨体の彼を、近くに座った酔っ払いの老人たちは笑う。老人たちと話すうちに、瀬戸の気持ちに変化が……。

発展を遂げた超大型書店は、自我に目覚め、建物を肉体として、巨大な怪獣のように立ち上がった！ 　それを危惧していた「書店生命学」の研究者・焦沢博士は、密かに開発していた秘密兵器で、自立歩行大型書店を打ち//

本物の魔導書を海外輸入してしまった本屋の地下が、魔法の影響でダンジョンに変貌してしまった！　通りがかった男子大学生はそこに飛び込むことに！　投げっぱなしオチのコメディです。

廃墟となったパチンコ店に監禁され、男は必死の形相で高確率パチンコを打っていた。手には手錠、足に足枷。座っている椅子には高圧電流の流れる装置。大当たりの「７」を揃えてしまった人間が、高圧電流で殺される！//