短編

幼い娘が言った、予言めいた言葉。 それは、ある日現実と化してしまう。 混乱と悲嘆の渦中で、妻は空のプランターを愛で始めた。 そこに植物が根付いていると言うのだ。しかし、男にはそれが見えなかった。 次//

「鳥になりたい」と夢を語った航希。彼は、鳥の研究に異常とも言えるほどの情熱を注いだ。そして、航希を影で支えた幼馴染のハル。ふたりの関係は、航希の行った実験により大きく変化することとなる――。

とある山中で、妖狐と山犬の戦があった。どちらにも益を生まない争いは、どのような結末を迎えるのか。

コタツが旅をはじめました。目的地はどうやら日本のようです……。

私は、天使に出会ってしまったのです――。

壊れるほどに、愛してください。

ある日届いた、一通の封筒。淡白な文面と、淡い恋心の物語。

一人旅をしていた男と女が、旅路を共にすることになった。嘘で塗り固めた、偽りの日々の物語。

自分の足に合う靴がないと嘆いていた少女は、不思議な靴屋に辿り着く。

ある日の深夜、謎の足音が階段を上って俺の寝室に近づいてきた。足音の主との不思議な関係の最後に待ち受けていたのは、想像だにしなかった結末だった。

「今日が何の日か知ってるか？」初対面にもかかわらず、おじさんはオレにおかしな質問を投げかけてきた。 第１回なろう文芸部＠競作祭 『キーワード：夏』投稿作品です。

わたくしの父には、虫が付いておりました。

　よく切れる鋏を買った。これであなたとの縁も切れるかもしれない。

姿は見えず、声も聞こえない。不思議な子供と出会ったことで閉ざされていた記憶がよみがえる。

誰もいなくなれば、ここは朽ち果ててしまうのでしょう？

何があっても「仕合せにございます」と言う女がいた。 果たして、彼女は本当に幸せだったのだろうか。 他の投稿サイトでも公開中。

お菓子、雑談、化粧品。きらきらした青春を謳歌する仲間たち。 その輪の中にいても、言いたいことが言えない。外面ばかりをよくするから、誰も内面に目を向けてくれない。鬱屈した気分の女子高生・菜摘が、自分の内//

私のそれを「抱擁」と呼ぶのは、いささか語弊があるような気がする。

書けない者は書けないなりの言い訳を。たわごとと鼻で笑ってくれた方が幸せなのかもしれません。

なんてことない言葉に、すべてを込めて……。

人が枯死する世界。 そんな世界で生きる、先生と女の物語。 幻想的な怪奇短編小説です。

私は気づくと深い闇の中にいた。見つめ合う藍色の瞳。目を逸らせば負け。瞬きをしても負け――。 Twitterにて行ったアンケートにより決まったお題「乱反射する藍を抱いた」から創作した短編です。

「蝶を吐く」という企画に参加させていただいた短編です。 企画概要はこちら→https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/569517/blogk//

何も知らない女王さまは、深い森の奥で蝶を吐くのです。

兄は言った。「お化けはすこし、『ある』んだ……」

ハリネズミにできる、ただひとつの復讐。

星にねがいを。そういってお前は笑った。

占いに興味がなかったはずのヒロ子は同僚のトモエから聞いたよく当たるという占いに興味を惹かれ、実際に訪れてみることにした――。 マーガレットの花言葉「恋を占う」をモチーフとした短編です。

行きつけのバーで、「私」は好みの女性を見つける。 彼女はバーのオーナーのいとこで、失恋したばかりだと聞くが……。 マグネット！公式企画「三題噺　短編コンテスト」参加作品を掲載しています。 お題は「黒//

私が晩酌をしていると、不思議な生き物が空から降りてきた――。 他のサイトでも公開しています。

halさま（https://5892.mitemin.net/）のイラストに文章を付けさせていただきました。 足の不自由な「僕」と親友「ティピ」が紡ぐ物語。

「ポトフを作ってみたんだけど、量が多くなりすぎちゃってさ。もしよかったら食べに来ない？」 友人に誘われた私は、胸を高鳴らせて彼の家に向かった。 ※本作は「かき揚げ杯2019冬」参加作品となります//

パティスリーTeddy's（テディーズ）でアルバイトをする私。 仕事終わりにマカロンをくれる店長がある日体調を崩してしまい……――。 お題提供：唯道もろこしさま

今夜、あなたのそばでも本当に起きているかもしれない。そんなお話。 他のサイトでも公開しています。

バレンタインの日に揺れる少女の心。 私の本命は……――。 如何屋サイとさんのバレンタイン企画（掌編祭）参加短編です。 ノベプラにも掲載しています。

チョコレート恐怖症の僕は、バレンタインに大好きな人からチョコを渡されそうになってしまいました。 どうしたらいいですか……？ ノベプラのバレンタイン企画に参加した短編です。 ノベプラにも掲載中。

とある女子高生の複雑で甘酸っぱい放課後。 ノベプラにも掲載中。

動画配信者の黒野羊太は、「心霊リポート」と題して廃神社を探す配信を行っていた。 その最中、丑の刻参りを行う人物を見つけてしまう。

落ちそうな月を見上げて、二人は語り合う。

僕は十五年間引きこもりだった。 十五年間引きこもっていたけれど、意を決して母さんと顔を合わせた。 そうしたら母さんは笑ったんだ。 笑って笑って、ヒュゥ、と息を吐いたっきり動かなくなった。

親友の十代最後の夜。 僕と親友は日付けが変わった瞬間に乾杯しようと公園に集まった。 他の小説投稿サイトでも公開しています。

怪談好きな知人、Ｗが仕入れてきた「牛の首」という話。 私はその話はあまりに危険なので深追いしてはいけないと忠告した。 しかし、Ｗは独力でその詳細を調べてきたようである。 彼はホクホク顔で語り出した。 //

些細な投稿がきっかけでインフルエンサー仲間が炎上してしまった。 それを見ていた私は……。 他のサイトでも公開しています。

ダイエットに勤しむカノン。 彼女の目標はゼロだそうで……――。 他のサイトにも投稿しています。

文化祭でメイドカフェをすることになった千穂と、千穂にベタ惚れの佳乃。 お化け屋敷を担当することになった佳乃がメイドカフェに行くために考えた秘策とは……。 他のサイトでも公開しています。

隣の家のおじいさんに頼まれて始めた庭の落ち葉掃除。 そのご褒美は集めた落ち葉で作る焼き芋だった。 ところが、ある時できあがった焼き芋は中身が空っぽで……。 他のサイトでも公開しています。