true177の短編小説１０作詰め合わせ【４】

テニスサークルに所属する、裕樹（ひろき）と歩美（あゆみ）。過疎サークルの中で、裕樹の協力も得ながら歩美は基礎を身につけていく、のだが……。 彼女は、絶望的に下手だった。何が、ではない。『テニス』が下手//

いつも、彼女のことを止められない。危険な橋を壊しながら渡るのは、もう勘弁してほしい。 全く、今度は何をしようって言うんだ……。

『明日、海岸集合！　できればビキニがいいかな』 社会常識がズレてコピーされてしまった少女は、彼氏の言葉を真に受けて……？ ※ハーメルンにも同一作品を投稿しています。

秀一（しゅういち）と瑠佳（るか）は、いつも一緒にいる。学校でも、家でも、果てには寝る時でも……。 いつものようにベッドの上へ乗りこんできた瑠佳は、可愛すぎてたまらないけど……。

　恋人であった千保（ちほ）との連絡が取れなくなって、一か月。どうしても千保のことが忘れられない泰示（たいし）は、手紙を流すために海岸へやって来た。 　千保への想いに浸りながら砂浜をほっつき歩いている//

　ある日、別荘に泊まっていた竜哉（たつや）と未海（みう）は、出火原因不明の火事に巻き込まれてしまう。燃え広がる業火はたちまち別荘全体を包み込み、未海は炎に道を閉ざされた。竜哉は、『危険を冒して未海を助//

　ローカル線を使って通学している蓮(れん)と夕花(ゆうか)。列車には、二人以外の姿はない。 　ある日、いつもは反対側の席に座っている夕花が、蓮のすぐ横に座ってきて……？ ※ハーメルンにも同一作品を投//

　俺の彼女である美紀（みき）は、とってもポンコツな女子高生。学校で神聖化されている分疲れるのか、プライベートでは電池が完全に切れてしまっている。 　ある日日曜大工に呼び出された俺は、作業のほぼ全てを//

　一年前、僕は溺れていた琉花（るか）を助けた。その縁もあって、今僕は琉花と親友になっている。 　けど、僕には明日が無い。琉花は普通だと思っている明日の朝を、僕は迎えられないだろう。 　……琉花、頑//

　何をとっても平凡な高校生の寺本侑哉（てらもとゆうや）は、中学校からの付き合いである浅井遥花（あざいはるか）を登山に誘った。彼女の温和でポジティブなところを好く侑哉は、このまたとない機会に思い切って告//