中・短編

カレン・フェーデルラントは《万慧の錬金術師》あるいは《狂気の才媛》と呼ばれる当代一の錬金術師。帝国騎士パウル・ゼクレスとは幼馴染である。 だが、今、二人がいるクラナッハ帝国には、最大の危機が訪れようと//

ある日、ティアが出勤すると、傍若無人な上司の魔法師長によって、茶トラの子猫に変身させられてしまう。 この横暴上司と騎士団長ルパート・ラスフは長年にわたって犬猿の仲。 おかげで騎士団と魔法師団の関係も//

フィーネが働く食堂に、ある日奇妙な二人組──大きな杖を背負った帽子の男と、目深にフードを被った大男──が訪れる。 とはいえここは港町である。変わった風貌の客もそんなに珍しくない。 普通に接客したフィー//

魔物がうろつく霊山の案内を頼まれた、傭兵のロイ。 彼が案内する一行には、高貴な身分と思われる少年が含まれていた。彼らは山頂付近に生える薬草を手に入れるため、危険な霊山に分けいったのだが、そこで二百年に//

ある日、ルーナの育った孤児院にやってきた、銀髪紫瞳の少年ライカ。仲良くなりたい！と一番に話しかけたルーナだが、返ってきた言葉は「うぜえ近寄んなブス」…… 以来、二人は何かと張り合っては喧嘩していた。け//

「イリス・ウィンディット、お前との婚約は破棄する！」 ──筆頭聖女イリスは、他の聖女に熱を上げた王子に婚約破棄された挙句、魔獣が跋扈する辺境の領主に嫁げ、と命令されてしまう。 しかし特に落ち込むこと//