吸血鬼頌
凡そ吸血鬼文学は、ジョン・ポリドリ『吸血鬼 The Vampyre』に始まる。その翻案が舞台となりオペラとなり、やがてワーグナー『さまよえるオランダ人』に結実する。と理解されてきたところ、詩の世界ではポリドリ以前から、Vampyre の名とイメージが歌われてきた。その先駆けとなったコールリッジ及びその影響を受けた詩人や、今まで無名だった詩人、作品などを、片っ端から翻訳し紹介していく。もって人を驚かすばかりでものの役には立たない、しかしゴシック・ロマンスの典型であり、宗教改革以来その存在を否定されてきた幽霊の一種である、彼等をネタの親玉として、ひそかに讚えるものである。
吸血鬼譚。但し『ドラキュラ』以降を除く
ポリドリ『吸血鬼』(1819)訳出は、別作品として独立させる事とした。
スタッグ『吸血鬼』(1810)訳出。時期を考えると、ポリドリもこれに学んだか。
『クリスタベル姫』翻訳終了。これはコールリッジ //
掲載日:2021年 12月 16日
最終掲載日:2022年 06月 11日
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