管理官アラタの異世界間仲介管理業務

異世界間仲介管理院は、異世界間を移動する人・モノ・事象を管理・統制するために創設された専門機関であった。神々の存在を保つ「信仰」を維持し、世界の発展を促すため、異世界間仲介管理院に所属する管理官たちは日々、様々な世界を行き来するモノたちを厳正な審査の下、異世界へと送り出していた。
晴れて新人管理官となったアラタは、転生者を異世界へ導く「異世界転生仲介課」という部署に配属される。一癖も二癖もある転生者たちを相手に、日々職務に奮闘するアラタ。そんな中、魔王の出現が頻発し、世界情勢が不安定となる。神々の要請を受け、事態の鎮静化に奔走するアラタたち。その中で、アラタは異世界間仲介管理院内で起きた転生者遺棄事件に巻き込まれてしまった。この事件をきっかけに、やがてアラタは世界を巻き込む波乱の渦へと身を投じていく。
これは、世界の秩序を守るために奮闘する、管理官たちの物語。