「後宮の名探偵・太后様の暇つぶし」

作成ユーザ: 米糠
 
中国・明清時代に似た架空の王朝 国名:天瑞(てんずい)。そこは、科学技術は進んでいないが、薬学・毒物学が発展し、外交や貿易も行われ、異国の文化や毒薬が後宮に流入していた。太后:蘭明蕙(らん めいけい)は、先代皇帝の正妻であり、今は後宮の実質的な支配者(現皇帝は側妻の子であるため血の繋がりはない)。口癖は「暇ね〜」。そんな彼女が愚痴を溢していると、事件が向こうから飛び込んできて……。

白い孔雀の呪い  「後宮の名探偵・太后様の暇つぶし」

太后・蘭明蕙(らん めいけい)は、日がな後宮の庭で茶を嗜みながら、心底退屈そうにため息をついた。 「はぁ……。青荷、何か面白い話はないの?」 侍女の柳青荷(りゅう せいか)は、慣れた手つきで茶を注//
作品情報 N2943KD 連載中 推理〔文芸〕
掲載日:2025年 02月 24日
最終掲載日:2025年 07月 01日
キーワード: ネトコン13 HJ大賞6 BK小説大賞