開けて悔しき玉手箱　

とある駅構内にある立ち食い蕎麦屋。そこの月見そばには、まことしやかに囁かれている噂がある。聞く所によると、首が飛ぶとか飛ばないとか。なんともぞっとする話だが果たして……。

桜の舞う季節、私は一人の少年と出会った。 やがて縮まる二人の距離。 彼らの未来はどうなるのか。 東京、二人の波形をテーマにして書いています。 隅田川近辺を舞台とした短編小説です。 monogatary//

探偵である怪道明雄の元に、十年前に失踪した少女の行方を捜して欲しいという依頼が舞い込んできた。 学生時代の後輩である斉藤小春と共に少女の行方を追っていると、何やら奇妙な事態に陥ってしまう。 日常にある//

空虚な気持ちに支配されていた私は、目の前の光景が段々と色を失っていくように感じた。眩暈がすると同時にそれは加速し、やがて色と同時に意識も失う。そして一人の女性の声を聞いて目を覚ました。 見覚えのない//

ロードバイクに跨がり道の駅を巡るケイコ。行く先々で、彼女は素敵な思い出を沢山作っていく。順調に旅を続けるケイコだったが、この旅一番の難所である山越えを前に、進むべきか迷ってしまった。彼女に待ち受ける運//

子供や孫達に見送られながら、私は列車へと乗り込んだ。揺られる車中で、目を瞑りながら自分の人生を振り返る。

本当に怖い人間というものは、真顔でホラー話が出来る人間だ

とある会社では、デバッグ作業に明け暮れる人間が順番に消えているという。誰が消しているのか。どうして消えているのか。 そんな中、終電を逃さぬよう駅へと走る存在がいた――

カジノに隣接した駅で働く駅長の悦びについてのお話です。

最近駅のホームに大型の鏡が取り付けられた。概ね好評であったが、突然ひびが入ってしまう。私はその中を覗いてしまい――

ぞっとする様な、ぞっとしない話です。

カキ氷が大好きな私は、亡くなった祖母との約束である究極のカキ氷作りを始める。

そうめんに合わせる薬味の話です

卒業式が終わった後の学校を舞台にした漫才