カミツレ 

作成ユーザ: 喜春
私たちは秘宝ーーオルコードーー、我らの言葉ではーーサアス=スザウーーを使い、姉のコハルとともに国や民を豊かにした。
私の名前はルドベキア=ヒルタ、そのーー修復ーーの力を扱えるミヨイの民の王家の血筋の者である。

フラロワ人の王に仕えているのだが……

我らの父母やミヨイの王家の秘宝であるオルコードを奪い、我らを奴隷に落としたーー憎き怨敵ーーそれがフラロワ人の王ではあるが、同時に我らをオルコードを扱うための「利用」という形ではあるが、奴隷の身分から取り立ててくれた恩もあった。

王に報いるために私たちはオルコードを困っている民のために使い、このフラロワの民たちの国を豊かにして、貢献することを決めた。

我らは出世し、姉は王の側近、私に至っては、王妃にまで取り立てくれたのだ……

しかし、私たちがオルコードを使ったことにより、後世の者たちにもたらものとは「破滅」であると我らミヨイのの王家の伝承にはある。

今は来ずともいずれ訪れる破滅を予見し、姉はオルコードの使用を咎めるも聞き入れられず、王を殺して……


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王の死によって、我こそはと野心を抱く者たちにより、国は崩壊していった。
オルコードを使った「罰」は受けずとも、我らが国は人の醜さによって破滅……
私たちは先に述べたようにオルコードを隠したのだが、そして再び争いは起こった……

ーーもう誰にも触れられぬように……ーー
       
 ーー悲しみを生まぬように……ーー

私たちの思いとは裏腹に多くの者たちが血を流し、醜くもそこにないオルコードを求め続ける。

私はスザニア帝国を興し、皇帝に即位。
ーールドベキア=ヒルタ改め……「オルコード(サアス=スザウ)」を守る者ーースーザンーーとも名乗った。
……私はこの戦に身を投じ、死んだのだった。
全ての人たちが平和で、お互いの心の内を包み隠さず、明かせる世界を願いながら……

そして私の最愛の娘やその子孫、民たちのために最期にこれを記しておく。
ーーいつか、誰かが、私と同じ冠をかぶり、オルコードを正しく扱える者が現れることを願う。

ーースザニア建国神話より抜粋
 ※一部内容が破損している箇所あり……

一章 カミツレ0 ーー私が自由を求めた先にーー

「お前は俺たち家族の中では弱い『出来損ない』なんだよ!!」 椿華鈴はそこで生まれ育ち、弱い異能のために迫害対象だった…… 茨城県の山奥で、「おいわさま」と言われる黒い岩のような御神体を祀る一族「椿家//
作品情報 N6221MR 連載中 空想科学〔SF〕
掲載日:2026年 09月 01日
最終掲載日:2026年 09月 05日
作品に含まれる要素: 残酷な描写あり 異世界転移
キーワード: ダーク 女主人公 西洋 内政 青春 超能力 ファンタジー