中編集

春は始まりの季節。 私は落ちてきた宇宙船に乗っていた、異星人の少年となぜだか生活をともにすることになった。 これは私と少年の春夏秋冬のおはなし。

ある学園を舞台とした、少女とその周りの人のおはなし。連作短編集。常に完結。 （※tinami、ラノベジェネレーションにて連載している作品もあります。）

夏休み最終日である8月31日。俺はマドンナのカオリちゃんとデートすることになった。 ◇ 8月31日、私はあいつとデートすることになった。仕方ないよね。『あれ』が悪いんだ。 ◇ 【命令】8月31//

わたしはお菓子が大好き。 今日も駄菓子屋にお菓子を買いに行くの。 シュークリームにチョコレイト。それにケーキ！ ああ、考えるだけでお腹が空いちゃう！ これはそんな女の子のおはなし。

「この世界は、あと一日で終わります」 そう告げられた僕は、その誰ともわからない人間から一日の猶予をもらった。 あと一日で全人類が消える。 ――なんとも、クリスマスプレゼントにしては物騒な気がした。//

私はある日、誰かに撃ち殺された。 それは夢の中の出来事。 けれど、それは何か別の要因がある――友人の樋川はそう言った。 いったい、私を撃ち殺すために夢の中に現れた『狙撃手』は誰なのだろうか？ ※「//

琴沢市。 海に面する大きな街で、再開発が進むこの街に住む一人の少女――清白優菜はあるとき魔法少女になる。 そして、今から始まる彼女の『魔法少女』の物語！ ※2015年夏頒布の「吸血鬼アンソロ」寄稿作//

　死体人間――といういかにも珍妙な単語を聞いて、十兵衛という侍はその男に耳を傾けていた。それが嘘である可能性だって、充分考えられたわけだが、それでも彼にとっては酒のつまみとなる話があればなんだってよか//