連載中小説『神ヒト血鬼』

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 受け継いだものの重さを知れば、今は躊躇うこともできない。
 たとえどんな悲鳴を聞いても、切り裂く手を止めてはいけない。
 同じものだとわかっていても。同じものだとわかっているから。
 託され、背負い、受け継ぎながら、同じだけの何かを裂いて、屍の山を一人で築く。
 ただ一人生き残った理由はわからなくても、
 誰に理解されずとも、後に誰もいないから、たった一人で祈り続ける。
 他に救いの道があっても。
 この道の半ばで死んだ、彼らの分まで歩いているから。

――人類亡き後、吸血鬼だけの都市文明が細々と息づく地球。
歴史が変容し、人間という種の記憶が薄れた忘却の時代に、
最後の人間「レスタト」が封印から目覚める。
これは、失われた命の価値を問う物語。

#0『もう一度アージェンタイトで』
#1『ヤサヤの中の一人が言った』
#2『もう二度とアージェンタイトで』
#3『靴音が君臨する』
#4『魔女と悪竜の探索行』
#5『悪竜公の視点より』
#6『最終安全装置』
#7『無謀に敬意を払うということ』
#8『確かめるための手榴弾』
#9『ノーブレス・オブリージュ』
世界に残った、最後の人間。

神ヒト血鬼~たった一人の最後の人間《レスタト》~

砂に埋葬されつつある、夜の廃墟街。 首都公安警察のアルマンとレオンは、 『ヴァニッシャー(消え失せる者)』と呼ばれる殺人鬼を討伐すべく 部隊を率いて一大作戦を決行した。 「銀の銃弾」で武装して、 「夜//
作品情報 N7556CS 連載中 ノンジャンル〔ノンジャンル〕
掲載日:2015年 06月 20日
最終掲載日:2015年 11月 12日
作品に含まれる要素: R15 残酷な描写あり
キーワード: シリアス ダーク ファンタジー アクション 戦闘 吸血鬼 殺人鬼 ネット小説大賞 ネット小説賞感想希望