増やせて行けるといいなという三題噺
「気軽に、コンスタントに」をテーマに三題噺を書いています。
曽祖父たちの日
青年トゥルムは広大な草原を渡って、かつての学友ガザルの故郷ソム・ガーラを訪ねる。
ガザルの曽祖父であるルングが起こした灌漑事業によって発展を遂げた街は、ちょうど祭りの日を迎えた。事業の成果によって収//
掲載日:2024年 04月 01日
最終更新日:
2024年 04月 12日
キーワード:
男主人公
中世
近世
職業もの
内政
日常
グルメ
三題噺
根
命日
水門
アイハブコントロール
GO/NOGOのチェックが完了しカウントダウンを経て操縦士、鬼頭宗隆《きとうむねたか》が登場するロケットのエンジンが点火される。3000度の炎を吹き上げる船体は宙へと放たれた。
管制から制御を受//
掲載日:2024年 02月 04日
最終更新日:
2024年 02月 06日
キーワード:
男主人公
現代
三題噺
犬
鬼
船
雨女の酒肴
人よりも周囲から気づきを得るのが得意な女学生、鹿倉由美絵《しかくらゆみえ》は、ある日インターンシップの帰りに駅前の雑踏の端に座り込んだ男、新部高典《にべたかのり》に気を留めた。
上質なメンズスー//
掲載日:2024年 02月 01日
最終更新日:
2024年 02月 04日
キーワード:
日常
現代
三題噺
雨
しるし
菜っ葉服
2人は糾える蛇の如く
領主は日々、夢を見る。自身が変じた蛇の夢だ。
屋敷の寝台の中から這い出て、窓をすり抜け、領地を離れた山へ向かう。辿り着くのは決まって一本の木に作られた鳥の巣で、蛇は中の卵を親鳥代わりに温めていた。//
掲載日:2024年 03月 09日
最終更新日:
2024年 03月 09日
作品に含まれる要素:
R15
キーワード:
年の差
ヒストリカル
時代小説
中世
男主人公
西洋
三題噺
蛇
窓
夢
念よ届け、波の向こうへ
その日、坊主は本堂で座禅を組んでいた。冷えた空気の中、静寂を波立たせる環境音を受けつつ心の凪を保ったまま瞑想を終える。発つべき時が来たのだ。
坊主の人生は順風満帆ではなかった。中学時代の仲間たち//
掲載日:2024年 01月 23日
最終更新日:
2024年 01月 23日
キーワード:
日常
青春
男主人公
現代
三題噺
波
聖職者
ワックス
残雪積もる湖畔にて、山嶺を望む
冬、推薦で大学への合格を受け取った少年は、受験勉強が本格化する前の習慣に倣って地元の山へ二輪で漕ぎ出した。以前と同じようにショルダーバッグに荷物を詰め、以前と変わらない人々とすれ違い、以前と変わらな//
掲載日:2024年 01月 06日
最終更新日:
2024年 01月 06日
キーワード:
日常
青春
ほのぼの
男主人公
現代
三題噺
汀
渚
畔
話す
財布