童話

むかしむかしあるところに、お尻からえびのしっぽを生やし、頭のてっぺんにお皿を乗せた、かっぱえびさんがおりました。

空を睨み続ける魔女・マチルダと嘘つきな鏡さんの物語

昔々あるお庭に、二羽のニワトリがいました。お庭に住んでいた小さなニワトリと、大きなニワトリは、それぞれすてきな恋をして、すてきな卵を産みました。冬の童話祭2016のための改稿作品です。

むかしむかし遠い海に、十匹のクジラが泳いでいました。

　むかしむかしあるところに、うそつきな鏡がありました。しかし、うそつきな鏡はのぞきこむ人に「うそ」を映してみせるので、持ち主はみな鏡を嫌いになってしまいました。冬の童話祭2016参加作品です。

　魔法使いが部屋のカレンダーをめくると、そこには去年と同じ顔ぶれがそろっていました。 　十二月一日くん、二十四日ちゃん、三十一日さん…りんごほどの大きさの彼らが、十二月のカレンダーのワクの中でひしめ//

カレーなるニンジンの役割。重複投稿人参です。

　昔々ある畑で、おじいさんとおばあさんがトマトを育てていました。そのおじいさんとおばあさんのトマト畑の中に一つ、それはそれは真っ青なトマトがありました。 「どうしてぼくは、みんなみたいに真っ赤になれ//

ゴミ捨て場はいい天気だった。どこかそこらへんにすわりこんで、「さあ泣き出そう」と思ったとたん、つみ上げられたゴミの山の奥から小さな小さな泣き声が聞こえてきた。僕はのどまで出かかった自分の泣き声を飲み込//

僕だって出来ればかわいい女の子の幽霊だとか、平安時代の囲碁の神様とかに話しかけてもらいたかったのに。まさか公園の折れた枝のトゲだなんて、世の中不公平だ。

昔々あるところに、とってもおくびょうな人参がいました。

公式企画参加作品です。冬の童話祭2018。 もしマッチ売りの少女が異世界転生者だったら……。

むかしむかしあるところに、”からだに優しい大豆”さんがいました。”からだに優しい大豆”さんは、人間に必要な”えいようそ”をふんだんに含み、食べるだけでみんなを健康にするので、たくさんの人々や野菜達から//

ナビエ–ストークス方程式の解の存在と滑らかさについてです。読んでいただけたら幸いです。

　むかしむかしあるところに、ハサミが『パー』になっているカニさんがいました。 　周りのほかのカニさんの、両うでについている大きなハサミはみんな二本なのですが、そのカニさんだけは、どう言うわけか指が五本//

自分に自信がないナマズの子が、どうやったら自信を持てるか、沼の仲間たちに聞いて回るおはなしです。

しっぽのない恐竜が、おもちゃ屋さんを探し回るお話です。

読んでいただけたら幸いです。

サンタの恩返し。冬の童話祭参加作品。読んでいただけたら幸いです。

バゥムクーヘン……じゃなかった、小さなムゥバ、ヘンクゥのおはなしです。

くだものの国に住むマスクメロンの女の子が、ある日家出を決意して……。 読んでいただけたら幸いです。

むかしむかしあるところに、とても怖がりで、おくびょうな花火がいました。

冬の童話祭2022参加作品です。よろしくお願いします。