短編の墓

怖がりの私はクラスメイトの八神くんがなんとなく苦手。なぜなら彼は見える人だからだ。お近づきになりたくなかったのに、ある日無理やり肝試しに連れ出されてしまって……。

裏庭にある古井戸。亡くなったおばあちゃんがお彼岸に行っていた不思議な儀式。それが忘れ去られた時、不可思議な出来事が起こる。

小さい頃からよく知っているおはるは嫁入りが決まったというのに浮かない顔だ。理由を問えば、桜が咲かないからだという。