1970年代小説

作成ユーザ: 坂本梧朗
 1970年代に執筆された小説です。執筆時期の早いものから順に並べています。私の出発期の小説群です。是非お読みください。

軌跡

浪人生の吉彦は予備校に通いながら大学受験のための勉強に励んでいた。精神状態が必ずしも良好とは言えない吉彦だったが、そんな吉彦の家に祖父母が同居することになる。祖父母は不仲であった。 心理的に追い詰めら//
作品情報 N8220II 完結済 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2023年 08月 04日
最終掲載日:2023年 08月 13日
キーワード: 日常 青春

帰郷

 大学卒業と並行して行われた大学院入試に失敗した真一は、聴講生として大学に残り、翌年の合格を目指して勉強していた。孤独で渇いた生活を送る真一の前に、助産婦の光子が現われる。働く娘である光子は真一には眩//
作品情報 N7317IJ 完結済 現実世界〔恋愛〕
掲載日:2023年 08月 26日
最終掲載日:2023年 09月 12日
キーワード: 日常 青春 恋愛 労働 人生の模索 自立 回生

骨箱

混んでいる新幹線の車内。ただ一つの空席の上には骨箱が置いてあった。骨箱の持主と思われる初老の婦人がその横に立っていた。骨箱の隣席の人が「座りませんか」と婦人に促したが、婦人はきっぱりと断った。それどこ//
作品情報 N5457IK 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2023年 09月 17日
最終更新日: 2023年 09月 17日
キーワード: 日常 永訣 追憶 追悼

10220

堀井庸三は28歳のサラリーマン。無職時代が長かった彼は、就職して自立している現在の生活に満足していた。ある時彼は電卓で自分の寿命を計算してみた。それは収入の計算と同じ興味深い時間潰しだったが、……。 //
作品情報 N9057IK 短編 ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日:2023年 09月 26日
最終更新日: 2023年 09月 26日
キーワード: 日常 青春 余命 時間 人生