短編

魔王を倒してこい。ヒノキの棒一本渡されてそんなことを言われた名もなき主人公は、王様に棒についての注文をつけた。 棒は大きく、重く、分厚く。それはまさしく破城槌だった。

やたらと必要書類の多い新作VRMMOデスゲームオンライン。ゲームを始める前に本当に死ぬ覚悟をして下さいというぶっ壊れた宣伝文句。 実際にプレイしている人の声では、残念とか肩すかしとか金返せなど、評判は//

ある日、地球に生きる全ての生き物の脳内に直接メッセージが聞こえてきた。 「飽きた」と。 この世界が実はゲームだったと神だけが知っていた状態から、ゲームを辞めさせない為にシム系ゲーム内の駒以下の数値でし//

スキルなどがあるゲーム風の異世界にて、毎日ガチャを回し続ける男。 むかし、日本から来た勇者から聞いた話を頼りに、毎日ガチャを回す。 その男のチャンスを掴もうとする日常。 そしてガチャとは何か判ってい//

猫を助けようとする＋トラックに轢かれる＋神様の不手際 ＝数え役萬 これは皆様の誰もが思うであろう、お約束の展開だと思う。 しかし、このお約束を評価するシステムがあるとしたら。 そしてそれが神々のルー//

迫るトラック！ 子供を助けようとして轢かれて異世界に転移！ 年間数百件のペースで発生する異世界転移事件は、年々増加の一途を辿っていた。 しかし、召還により異世界に渡った勇者が、転移ゲート作成魔法を持//

エロい事して！　相手からスキルをコピーする！ 男の夢の様なラーニングできるチート。 だがそんなノクターン向けの能力をいかせるのはイケメンに限るのだ！ 鑑定もアイテムボックスも無く、ヒロインに会いそうな//

人類を長きにわたって影から支配していた吸血鬼。 彼らは生きる為に人間の血を啜り、その感情を味として認識する。 嗜好品としての、味の良い人間を楽しむ為に恐怖させ、或いは歓喜させてその味の変化を愉しむ。 //

ある世界の、とある街に黒髪黒眼の少年がやってきた。 魔物の脅威にさらされる剣と魔法の世界。彼はなにをなすのか。 それを見つめる老人はとくになにもなさないのだ。

睡眠不足の状態で書いた企画書の、ささいな誤植。 それがなぜか上司の琴線に触れ、よくわからないまま商品化。大ヒット。 そんな『ガールフレンド（蟹）』というゲームにまつわる顛末。

「いいか。家に帰るまでが部活だ。わかってるな？」「はい！」 「よし、いい返事だ。今日も…生きて帰るぞっ！」「はいっ！」 　穴沢高校・帰宅部のいつもの帰宅が始まる。 　我が高には、奇妙な事に『帰//

--あなたの準備が整い次第、こちらの世界へとお呼びします-- そんな声が聞こえた少年が、全力で準備を行いついには向こう側に行く話。 いけたらいいね！