星座もの

街に現れた熊獣を討伐してほしい。 依頼を受けた狩人のクロートゥスは、たったひとりで討伐を成功させる。街の危機を救った英雄。しかし街は『街に向けて射かけた』と無実の罪をクロートゥスに着せる。抵抗する中、//

むかしむかし、あるところに、姉妹が仲睦まじく慎ましやかに暮らしていました。

神の名を騙る者を征伐するべく、ガニメデたちは進軍する。

その街では、興行として剣闘士同士の戦闘が催されていた。どちらかが死ぬまで終わらない殺し合い。 剣闘士は不自由の身で、奴隷として闘技場に飼われている者も大勢いた。フマルサマカもその一人。戦争に負け、捕虜//

街の名前はアリエス。魔物が跋扈する島の中で、唯一の安全な場所だ。 街で暮らす少年たちは、いつか街の外に出てみたい、冒険をしてみたいと仄かに憧れていた。「いってみない？」軽い誘いに乗って、街の外に出てみ//

貴族の娘・エウロペと、使用人の息子・タウリ。お互いが初めての友だちであったふたりは、長じていくにつれ生き別れ、そして戦渦に引き裂かれてしまう。

戦場に設えられた野戦病院の幕の中で、医療者の男は奇妙な症例を聞かされる。大酒飲みの兄と酒嫌いの弟。兄が酒を飲めば飲むほど、弟が健康を害していくという。説明がつくかと挑発され、男が語るには……？

貧民街で生まれた少女・プレセペは、ひょんなことから貴族として生きることになる。優れた才能を示し、貴族の子女が通う名門校に入学することができたプレセペは、周囲からのやっかみを受ける。孤独に苛まれていると//

都市の名前はネメア。いまは遺構すら無い古代都市だ。これは、ネメアの為政者だったレオ・レグルスの数奇な最期についてまとめ記したものである。