一日二日一話

一日二日一話・第十六話。全盲の私が嫌いな言葉は「大丈夫ですか？」。あの日、横転事故を起こしたバスの中でも言われました。

一日二日一話・第十五話。あの世にも薬局があった。以上。それだけ。

一日二日一話・第十四話。ある山奥の寺の和尚が、托鉢の帰り道物の怪に出会した。物の怪は謎掛けをし、答えを間違えたなら取って食うと言う。一度引き返した和尚は奇策を思い付いた。その策とは？

一日二日一話・第十三話。ベルトコンベアに箱が流れてくる。それらの仕分けをするのが仕事である。さて、ベテラン仕分け員による新人教育が始まった。

一日二日一話・第十二話。私の職業は小説家、兼ゴーストライター。ゴーストライターにも売れるライターと売れないライターがあるが、私は後者の方である。今日も代筆の依頼があり、不本意・不愉快ながら引き受ける事//

一日二日一話・第十一話。　妻を殺害し自首した男・平良雄輔の取り調べが、若い刑事によって行われている。しかし男の口から語られるのは、日常の些細な愚痴ばかりだった。

一日二日一話・第十話。ある夜、山奥の祠で妖怪どもが集会を開く。その内容は、世に流行るクリスマスのもの。そこで天狗が、サンタクロースに成り代わろうと提案する。

一日二日一話・第九話。現状、最大限に愛をうたった詩。

一日二日一話・第八話。ゴメン何も思いつかんかった。

一日二日一話・第七話。これは父の話なんですが──幼い頃からあった父の「書斎」。しかし私は書斎の中や、父がそこで何をしているか知らず。父が亡くなり、書斎の鍵を手にした私が、そこで見たものとは。全然恐くな//

一日二日一話・第六話。旅人のうた。まさかの詩。

一日二日一話・第五話。ドーム型隔離都市【ブラフ・ワン】は、汚染された大地と大気から人々を守るゆりかごである。その中心に聳え立ちドームから突き出した【タワー】の先端には、遥か地平線の彼方から伸び来た、十//

一日二日一話・第四話。妻との出会いや子供について語る男、それを聞く女。ここは離婚相談所。

一日二日一話・第三話。タカシ君が神社で拾った急須をこすると魔人が飛び出し、願いを三つだけ叶えてやろうと言います。タカシ君は考えた末に、学校の蛇口からオレンジジュースがでるようにお願いします。

一日二日一話・第二話。同じ研究室の『男じゃない友達』桑山は女らしさの欠片もない。話の流れで俺は彼女が出来た事を告げたが。

一日二日一話・第一話。彼女が恋をしているのではないかと疑った私。「anaロg」の続編。